現時点では微妙かも、と感じる部分もレポートします。
まずズーム時の品質です。動画撮影時は気にならなかったのですが、文字を写真撮影してみると、輪郭が太くなり、全体的に眠い画質になっていることが分かりました。画数の多い文字は潰れ気味でもあります。
DJIいわく、共に2倍のロスレスズーム(光学ズームとの差が分からないデジタルズームの総称)ですが、エッジを見るとデジタル処理に差がありますね。
このあたりは被写体によって適切な処理が変わるので、開発中ファームウェアのOsmo Pocket 4は、自然の景色や人物をきれいに見せるようにチューニングしていると感じました。
今後、このような文字情報などのズーム接写に合わせたモードの追加や、チューニングの変更を行うかどうかは分かりませんが、セミナーなどでスクリーン上のスライドをズーム撮影したい方は要注意です。
近い場所に被写体があるときのAF(オートフォーカス)も気になるポイントです。ネガティブではないのですが、AFの挙動がOsmo Pocket 4とOsmo Pocket 3では異なっており、Osmo Pocket 4は1型センサー+f/2.0のレンズらしい描写となります。
個人的には面白いし、歓迎したいところですが、従来のOsmo Pocket 3が中間距離以降の被写体にAFを合わせる傾向があったので、ユーザーによっては使い比べたときに「何か違う」と感じてしまうかもしれません。
AFの挙動が気になったので、接写もテストしてみたところ……意外にも寄れますね。Osmo Pocket 4、Osmo Pocket 3は共にセンサー面からの焦点距離が20cm〜となっていますが、Osmo Pocket 4はレンズ先端から被写体の先端まで8cm、Osmo Pocket 3は9cmまでピントが合います。
AFのトラッキングが外れることも多かったのですが、三脚で固定して撮影するなら、実質的に10cmまでの近接撮影ができるかも?
ファームウェアアップデートを待たないと、Osmo Pocket 4の本質はつかめないかもしれない……と感じるシーンもありましたが、個人的には素晴らしいアップデートを果たしたモデルになったと感じています。
ご覧のように、(全てではないでしょうが)Osmo Pocket 3のアクセサリーが使える点も好意的に感じるところ。前述しましたが、低照度撮影品質の向上は素晴らしいものがあるので、室内撮影重視の方には本気でおすすめします。
Osmo Pocket 4に、Osmo Pocket 3のバッテリーハンドルを装着できた。本体底面部の仕様が同じ、ということは、サードパーティー製のOsmo Pocket 3用アクセサリーも使えるのではと期待できる
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