約150万円の2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo(2026)」を試す 妥協なき最上級モデルのロマン(1/4 ページ)

» 2026年07月02日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]
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 ASUSTeK Computer(ASUS)はもともと、革新的製品を投入するのに積極的なメーカーだが、同社のゲーミングPC「ROG」(Republic of Gamers)シリーズとなれば、その勢いはさらに加速する。本稿で取り上げる2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo(2026)」(GX651)もそのうちの1つだ。

 一般的なゲーマー、それもソロプレイヤーなら、ゲーミングノートPCの画面は1つで構わないという方が多い……というか、2画面を想像することすらしないだろう。

 しかし、ゲームプレイ時にDiscordのようなコミュニケーションツールを操作するオンラインゲーマーや、ストリーマー(配信者)など、もう1つの画面を有効活用したいというニーズはある。

 横に置いたタブレットやスマートフォンに表示させておく方法もあるが、「PCの中でシームレスに操作を完結させたい」という要望をゲーミングノートPC単体で実現するのが、今回のROG Zephyrus Duo(2026)というわけだ。

 非常にユニークな機構を備えており、またROG Zephyrusは極めて高価なシリーズだが、至高の1台としてゲーマーなら夢見る製品だろう。

photo 背面は至って普通のノートPCだが……

2画面ゲーミングノートPC、あなたはどう使う?

 ASUSのゲーミングノートPCにはいくつかブランドがあるが、ROGは高性能ゲーミングノートPCブランドに位置付けられ、その中でもZephyrusシリーズは最上位、Duoは2画面モデルであることを示している。

 ROG Zephyrus Duo(2026)は、2画面のディスプレイ部とキーボード部に分割されている。2画面ディスプレイは、ヒンジを中心に展開する仕組みだ。

 最近見かけることが多い2画面モバイルディスプレイの形状にも似ている。手前の画面の裏にはキックスタンドがあり、それを引き出せば縦2画面として、画面を開いた状態で本体を90度倒せば、横2画面としても自立する。

 横2画面はWebブラウジングやプログラミング、テキスト入力などで便利なこともあると思われるが、ゲームプレイにおいて活躍するシーンは、特殊なタイトルを除いてあまりないかもしれない。

photo 縦2画面のように使うイメージ
photo 横2画面のような使い方もできる
photo 手前のパネル裏にキックスタンドを備える。スタンドを畳んで平置きも可能だ

 ディスプレイは270度を少し超えたところまで展開できる。2in1ノートPCのように360度とまではいかない。片側がキーボードではなく画面であることを考えれば、360度まで回転したとしても用途がないのは、容易に想像できるだろう。

 いわゆるテントモードに近い状態までは展開できるが、筆者としてはゲーミングシーンでこの形状がどれほど有効なのかはイメージできなかった。新しいスタイルの製品なので、ユーザーが活用方法を模索していくといったところもあるかもしれない。

photo テントスタイルで使うことも一応可能だ

 キーボードは厚さが約5.1mmとスリムだ。Bluetooth接続なのでワイヤレスキーボードとしてどこに置いても利用できる。あるいは手前側の画面上に置いてクラムシェルスタイルのゲーミングノートPCのようにも使える。この状態では本当に普通のゲーミングノートPCのように見える。

photo こうして見ると普通のゲーミングノートPCだ

 そして画面にキーボードを載せた状態でも画面を閉じられる。その点で、キーボードの収納に困ることはない。一方、キーボードを載せた状態でも画面を閉じられるということは、ヒンジ側にキーボード分のスペースがあることを意味している。

 つまり、キーボードなしで画面を閉じると、ヒンジ部分にスペースが生まれる。高価な製品なので雑に扱う方はいないと思うが、形状的に少し心もとなく感じるところだ。なお、キーボード裏にはマグネットがあり、手前の画面上に置けば正しい位置にカチっと固定される。入力中にズレるということは、よほどのことがないかぎりないだろう。

photo キーボードを載せた状態でディスプレイを閉じたところ
photo キーボードを載せた状態でパネルを閉じるとちょうどフィットする設計で、むしろキーボードを載せない状態で閉じると、その部分に隙間が空く

 本体裏にはキックスタンドがあるが、必ずしも立てて使う必要はない。手前の画面を机の上にフラットに置いて、奥の画面のみ立ち上げて2画面とすることも可能だ。

 机の上には奥行きが必要となるが、手前の画面でタッチ操作をするような場合は、このスタイルだと安定感が増して操作しやすかった。キックスタンドとは別に、緩やかな傾斜を作れる組み立て式スタンドも付属する。

 普通の高さの机の場合、キックスタンドを使うとメイン画面が高い位置になるので、筆者としてはこちらの組み立て式スタンドが一番しっくりくる印象だった。

photo タッチ操作をするならこの置き方がいいだろう
photo キックスタンドには折りたたみ方のガイドが記載されている
photo 組み立て式のスタンドも付属する
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