苦労して手に入れた「Steam Controller」をPC/スマホ/ARグラスにつないでみた ゲーム体験や実用性は?(5/5 ページ)

» 2026年07月30日 15時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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Androidスマホにつなぐとどうなる?

 最後に、Android端末における動作検証を行った。試用した機器は「AYANEO Pocket S」と「Galaxy Z Flip7」の2機種だ。内蔵コントローラーを備えるAYANEO Pocket Sへの外付け接続は一見冗長に思えるが、可能性を探る意味でテストを実施した。

 両端末ともにUSB OTG機能を備えるため物理的な接続自体は可能だったが、認識結果はリザードモード(マウス動作)にとどまった。そのため、ネイティブのAndroidゲームを起動しても、そのままゲームコントローラーとして操作できない。

 ただし、「Steam Link」アプリを介してPCやSteam Deckからのストリーミングプレイを行う場合は状況が異なる。Steam Linkの起動中に有線接続するとアクセス権限の許可を求められるため、「OK」をタップして進めよう。

権限の許可 Steam Controllerを認識させるため、アプリ側で接続権限の許可を行う

 権限を許可すると、それまで「タッチコントローラー」と認識されていた操作入力が、自動的に「Steam Controller」へと切り替わる。

タッチコントローラー 入力方式が「タッチコントローラー」と認識されている状態
Steam Controller 入力方式が「Steam Controller」へ切り替わった様子

 設定完了後は、Steam Deck本体でのプレイと同様の快適さでゲームを楽しめる。

AYANEO Pocket S AYANEO Pocket SにてPuckを接続し、Steam Link経由でストリーミングプレイを行っている様子
Galaxy Z Flip7 Galaxy Z Flip7にSteam Controllerを有線接続して運用している例
緑色に点灯 有線接続時、Steam ControllerのLEDは緑色に点灯する

 「サードパーティー製コントローラーが数多く存在する中で、あえてSteam Controllerを選ぶ必然性はあるのか」――筆者はそんな疑問と懐疑心を抱きつつも、発売日にWebブラウザの前で争奪戦に挑み、なんとか本製品の購入に成功した。

 実際に試用して得たのは、非Steamゲームにおける機能制限に対する一定の歯がゆさと、Steamゲームに完全最適化された抜群の操作性という、対照的な評価だ。もちろん非Steamゲームが全く遊べないわけではないが、設定の手間や機能上の制約が生じる点は否めない。

 結論として、Steam Deckなどの専用ハードウェアを所有しているかにかかわらず、Steamで日常的に多くのゲームをプレイするユーザーであれば、導入して決して損はない価値あるプロダクトといえる。

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