気分転換にカフェなどのサードプレースで作業する際、ネックになりがちなのが「ディスプレイの狭さ」だ。筆者が普段使っている7型のモバイルノートPCはもちろん、14型のノートPCであっても手狭に感じてしまうことは多い。
そこで、AERO DROPの出番だ。
ペアリングを済ませれば、手持ちのiPadが即座にノートPCなどのサブディスプレイへと早変わりする。iCloud写真の自動同期設定を有効にしておけば、iPhoneで撮影した写真の取り込みもスムーズだ。
写真を原稿やブログ、SNSで使う際、これまでは「iPhoneで撮影→Google フォトにアップロード→PCにダウンロード」という手間をかけていたが、AERO DROPを使えば同期済みのiPad内の写真をドラッグ&ドロップするだけで完了する。
「写真の取り込みは帰宅後にしよう」と後回しにすることがなくなり、出先での作業が大きくはかどった。
また、iPad標準の「メモ」アプリで原稿の下書きをする際などにも、PCと同じキーボードを使い回せて便利だ。入力先の切り替えはデフォルトで「マウスの中央ボタンを押す」設定になっているが、中央ボタンがないシンプルな2ボタンマウスやトラックボール、PFUのキーボード「HHKB Studio」などの場合は「Alt+Shift+S」のショートカットキーで切り替えられる。
iPad環境ではJISキー配列が正しく認識されないケースもあるが、ローマ字入力であれば通常のタイピングにほぼ支障はない。
一般的なBluetoothキーボードは複数端末のペアリング情報を登録可能だが、上限は3〜4台程度だ。それならば、普段あまりキーボード入力を行わないiPadやiPhoneとの直接ペアリングは解除し、AERO DROP経由で切り替えた方がフットワークは軽くなるはずだ。空いたペアリングのチャンネルは、他の必須デバイスのために温存しておきたい。
使っていないiPadを液晶ペンタブレット(液タブ)として再利用できるのもAERO DROPの強みだ。安価な液タブでも2万円以上はするが、AERO DROPであればAmazonで7255円で手に入る。これだけでiPadを有効活用できると考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いといえる。
もっとも、「それならiPad単体でイラストを描いて、クラウドなどにアップロードすれば済むのでは」という意見もあるだろう。確かにそれも一理ある。
しかし、iPadの液タブ化が役立つのはクリエイティブ用途に限らない。例えばWeb会議中、言葉だけでは伝わりにくい“概念やイメージ”を即座に図示したいシーンで威力を発揮する。
もちろんマウスでの描画も可能だが、社外の相手にいびつな図形を見せるのは少々気恥ずかしいものだ。
AERO DROPがあれば、リンクさせたiPadを液タブとしてそのまま活用できる。Apple Pencilなどで手書き入力ができるiPadなら、イメージ通りの図形や概念をスムーズに描画できるはずだ。
ノートPC内蔵のキーボードをiPadと共有できるのも見逃せないポイントだ。外付けキーボードならBluetoothや有線接続で使い回せるが、内蔵キーボードではそうはいかない。AERO DROPがあれば、愛用のノートPCのキーボードをそのままiPadやiPhoneの入力に生かせるようになる。
Wi-Fi接続時は映像データが無線LANルーターを経由する仕様上、マウスポインターがカクつくことや、遅延により「iPad本来のスムーズな描画ができない」といった点には注意したい。
とはいえ、フィギュアのような外観は所有欲を満たし、OSの壁を越えてデバイス間をシームレスに連携できる利便性は高い。外出先で使えば目を引き、話のネタにもなるだろう。GIGAスクール構想などで配布され、使われなくなって眠っているiPadを復活させる用途にもうってつけだ。
AERO DROPは、その愛らしい見た目に反して、実用性に優れたプロ仕様のワイヤレスリンクドングルだった。
まるで戦闘機みたいなPCケースから“魅せる”電源まで! CORSAIRの最新パーツは遊び心が満載
デスクの上をスマートに整理! j5createのドッキングステーションとモジュラー式スタンドに注目
j5create、360度全周撮影に対応したAIビデオ会議カメラ
j5create、iPadのタッチパネルでWindows PCを操作可能になるスマートリンクハブ
j5create、USB Type-C映像出力を最大30mまでワイヤレス接続できるミラーリング送受信機Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.