イー・モバイルは5月12日、同社の通信サービス契約数が2009年4月末で150万契約を突破したことを発表した。有料の商用サービスを開始した2007年6月から、1年11カ月での達成となった。また、自社網による全国人口カバー率が90%を超えていることも明らかにした。
イー・モバイルは、2007年3月31日に国内4番目の携帯電話事業者として開業。通信方式としてW-CDMAを拡張したHSPDA規格を採用し、当初は下り最大3.6Mbps/上り最大384kbpsの定額制データ通信サービスのみを提供していた。翌2008年3月28日からは音声通話サービスをスタート。自社網の展開が間に合わないエリアの音声通話は、ドコモ網を使った国内ローミングで対応した(東芝製のH11Tのみ)。
データ通信の速度は、2007年12月に下り最大7.2Mbpsへとアップしたのに続き、2008年11月に上り最大1.4MbpsのHSUPAサービスを開始。さらに、上り速度が2009年4月から最大5.8Mbpsに高速化されたのも記憶に新しい。
イー・モバイルは、自社の通信サービスが全国47都道府県の主要地域や地下鉄・地下街で快適に利用できることから、エリアの充実をビジュアル化した新たなロゴマークを作成。TVCMや雑誌新聞広告、Webサイト、交通広告、全国の同社製品取扱店などにマークを掲出し、利便性を訴求するという。
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