ACCESSは1月13日、携帯端末や情報家電での利用に最適化したWebブラウザ「NetFront Browser」のバージョン4.0を公開した。
バージョン3.5から大きく進化したポイントは、JavaScriptエンジンだ。エンジンの構造を刷新し、組み込み向けのWebブラウザとしては世界最速レベルのJavaScriptエンジンを実装した。3.5のJavaScriptエンジンと比較すると、約20倍の高速化(SunSpider Benchmark 0.9で、3.5が43245ミリ秒、4.0は2144ミリ秒を記録)を果たしており、JavaScriptを多用したWebサイトも快適に閲覧できるという。
また4.0のアプリケーションおよび移植層のAPIは、3.5との互換性が確保されている。つまり、3.5向けに開発したWebアプリケーションなどが、4.0でもほぼそのまま利用できることを意味する。
対応OSは、LinuxやSymbian OS、Garnet OS、BREW、Windows Mobile、Windows CE、VxWorks、Nucleus、ITRONなど。プロセッサーはARM、XScale、StrongARM、PowerPC、MIPS、SH-Mobileなどをサポートする。
なおACCESSでは、Windows Mobile対応の「NetFront Browser 4.0コンセプト版」を、1月13日からWebサイトで無償公開している。一足先にWindows Mobile上でその性能を体験できる。使用期限は6月30日まで。
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