「業界で最も広範かつ強固」――マカフィーがモバイル向け総合セキュリティソフト発売

» 2011年07月04日 15時18分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 マカフィーは7月4日、モバイル端末向け総合セキュリティスイート「McAfee Mobile Security」の提供を開始した。対応OSは、Android、BlackBerry、Symbian、Windows Mobile。Android向けには、スマートフォン版とWi-Fi対応タブレット版の2種類を提供する。1ライセンス2980円(1年契約)で、7日間の無料トライアル版も利用できる。


photophotophoto Android版「McAfee Mobile Security」。左からホーム画面、スキャン画面、Webサイトの評価画面

 McAfee Mobile Securityは、「業界で最も広範かつ強固なモバイルセキュリティを提供する」と同社がうたうAndroid向けセキュリティスイート。各種マルウェアの侵入を防ぐウイルス対策機能に加え、端末データのバックアップ/リストア機能、端末紛失時に役立つ位置検索機能、遠隔の端末ロック/データ消去機能、危険なWebサイトの検出機能(Android向け)などが利用できる。

 既存のサービス「McAfee VirusScan Mobile」「McAfee WaveSecure」を統合したソリューションであり、Android向けにはWebサイトの安全性評価技術「McAfee SiteAdvisor for Android」が追加されている。主な機能の概要は以下の通り。

  • ウイルス対策機能

 ウイルス、スパイウェア、ワーム、トロイの木馬、ボットネットなどのマルウェアや不審なアプリケーションの侵入を防ぐ。インストール済みのアプリケーション、メッセージ、メモリーカードなどをスキャンする。

  • バックアップ/リストア機能

 SMS、連絡先、通話履歴といった個人情報や、写真や動画などの情報を、容量無制限でWeb上にバックアップできる。バックアップデータはWebブラウザからアクセスでき、新しい端末などにリストアすることもできる。


photo 専用のWeb画面

  • 位置検索機能

 紛失した端末の位置をWebコンソールから確認し、追跡できる。挿入されたSIMカードと通話履歴を追跡するほか、新しいSIMカードの挿入を検出すると指定した友人の端末にSMSを送信する機能も備える。

  • 端末ロック/データ消去機能

 端末の紛失時や盗難時に、Webコンソールから端末をリモートロックし、不正アクセスを防ぐ。リモート消去機能は、端末に挿入されたメディアカードのデータも含めて消去できる。端末を所有者に戻すよう促すSMSメッセージの表示や、リモートによるアラームの発動も可能。

  • Webサイト評価機能(Android向け)

 危険なWebサイトを検出し、検索結果の横にサイトの安全性評価を赤、黄、緑のアイコンで表示。フィッシング詐欺やブラウザエクスプロイト、なりすまし犯罪などの可能性があるサイトを事前に回避できる。

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