名刺管理はビジネスパーソンにとって大きな課題のひとつ。以前にも紹介した「Bizcaroid Lite」は、無料の名刺リーダーとしてオススメのアプリの1つなのだが、このアプリはEvernoteに名刺画像を「名刺」タグ付きでアップロードする機能を持っている。
アプリの使い方は単純で、名刺を端末のカメラで撮影するだけ。そうすると文字を認識してデータ化するので、誤認識した箇所を修正し、保存すれば名刺のデータベースができあがる。その際、撮影した名刺の画像をEvernote上に保存することも可能で、この機能を活用すれば別の端末からも名刺の画像にアクセスできるようになる。
ただし、この無料版アプリでは、あくまで名刺画像の送信のみに対応しており、文字認識でデータ化された名刺情報をEvernoteに送ることはできない。これを実現するには、有料版の「Bizcaroid」(500円)と拡張アプリ「Bizcaroid Ext. -Evernoteplus」(100円)を導入する必要がある。本格的に名刺管理をしたいなら、こちらの購入に踏み切るのも手だ。
キングジムが販売している「SHOT NOTE」というメモをご存知だろうか? 一見するとただの方眼入りメモなのだが、スマホアプリを使ってデジタル化することを前提に作らているのが特徴だ。撮影した写真を自動で補正して、歪みのない画像データにしてくれる。
SHOT NOTEにはツインリングタイプ、貼ってはがせるタイプ、ルーズリーフタイプ、メモパッド、ホワイトボードタイプの計5種類が用意されており、今回使用したSサイズのメモパッドで336円となる。日常的に使うにはちょっと高い気もするが、ノートに書いた内容をキレイにデジタル化したいユーザーには便利なアイテムだ。もちろん、ここで紹介するからにはEvernoteとの連携機能も備えている。
まず、Androidマーケットから無料アプリ「SHOT NOTE」をダウンロードしよう。ちなみに、今回は「HTC Desire HD 001HT」にダウンロードしたのだが、アプリを起動すると「この端末では使用できません」と表示された。しかし、マーケットのレビューを見ていると、使用できないと表示されても使えるケースがある様子。筆者も試してみたところ、問題なく使えた。
カメラのアイコンをタップすると、撮影モードに切り替わる。すると、画面の四隅に黄色いガイドが表示されるので、メモの四隅にあるマーカーがガイドに収まるように撮影しよう。
認識に成功すると、編集画面が開く。ノートにはタイトル、タグ、日付、番号、撮影日をひも付けることができる。ちなみに日付と番号については、メモの右上にOCRスペースが用意されており、黒のボールペンを使ってデジタル数字に近い書体で記入すると自動認識してくれる。また、タグは編集が可能で、Evernoteで使用しているタグをインポートすることも可能だ。
保存したメモについては、Evernoteへの投稿だけでなく、Dropbox、Twitterへの投稿、メール送信、ギャラリーへの保存に対応する。アカウントを一度設定すれば、再度ログインする必要がないのはほかのアプリと同じだが、送信するメールアドレスも保存しておけるのは便利だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.