スマートフォンとアプリで素敵な夢を――実証実験の意外な結果海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年06月20日 04時06分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

スマートフォンとアプリで素敵な夢を――実証実験で意外な結果

 英国の心理学者、リチャード・ワイズマン教授が、スマートフォンアプリを利用して素敵な夢を見る実験を開始したとお伝えしたが、このほど少々驚くような結果が発表された

 iPhoneアプリ「Dream:ON」を利用したこの実験は、ユーザーが身動きしなくなり、夢を見始めたことを感知すると「サウンドスケープ」をプレイするというもの。どんなサウンドだと心地よい夢を見られるのかを、被験者に夢の内容を登録してもらうことで明らかにするのが目的だ。

 8000人の夢を調査したところ、さわやかな鳥のさえずりを聞いた人は、何も聞かなかった人よりもネガティブな夢を見るケースが20%高かった。これに対して、自動車のクラクションのような騒音を聞いた人は、聞かなかった人よりもポジティブかつリフレッシュした気分で目覚める割合が30%高かったという。

 ワイズマン教授は当初、小鳥のさえずりなどは人々にスッキリした目覚めをもたらすのではないかと予測していたため、この結果にかなり驚いている。どんなサウンドスケープを聞かされているか、眠っている被験者には分からないが、おそらく「室内で鳥のさえずり」というあり得ない状況が、人々を不安にさせるのではないかと推測している。

 都市で生活している人にとっては、日常良く耳にする雑音の方が安らぐということなのだろう。とはいえ、誰かが喋っているような物音を耳にすると、夢見が悪くなる確率が30%上昇するそうなので、映画を見ながら寝る、といったことは、止めた方がよさそうだ。

膝にラップトップを置いて作業すると危険――その理由は

 Cracked.comが、IT機器がいかに人間にダメージを与えるか――という記事を掲載している。

 電柱にぶつかったり、時には穴に落っこちたり、クマに遭遇することさえある“歩きながらのメール入力”や、プリンタのトナーの煙がタバコより有害かもしれない、といった内容だが、たぶん一番ショッキングなのは、第1位に輝いている「ラップトップは男性にとってよくないかもしれない」という内容だろう。

 膝にラップトップを置いて作業をしていると、その熱のため陰嚢が熱され、その結果、精子が減少する可能性があるのだという。男性のデリケートな部分の体温が2度高くなっただけでも、精子が損傷を受け始めるというデータがあり、ラップトップを1時間使用すると、何と4.5度上昇することが判明したのだという。

 これから暑くなる時期でもあり、男性のみなさまはご注意を。

スマホで選挙への参加を支援

 非営利団体のRock the Voteが、選挙に向けてQRコード付きTシャツを利用したオンラインキャンペーンを発表したと、PSFKが報じている。

 これは若い世代を対象としたデジタルキャンペーンで、11月6日の大統領選投票日までに、150万人の新しい有権者たちを登録する計画のために実施される。スマートフォンでQRコードを読み込むだけでRock the Voteに容易にアクセスでき、そこで投票権を登録できる。また、より積極的に選挙に参加したい人は、QRコードがプリントされたTシャツを身につけて「モバイルホットスポット」となり、他の人々に登録有権者になるよう促すこともできる。

 Tシャツはオンラインストアで販売されるほか、米国のWhole Foods店舗でも取り扱う予定だ。

チャイナ・テレコム、ずさんな電柱工事で抵抗

 折れた電柱を、テープでぐるぐる巻きにしてオシマイ――という、チャイナ・テレコムのあまりにも杜撰な工事を、M.I.C. Gadgetなどが紹介している

 桂林にある公園内の電柱だそうで、粘着テープだけでなく一応ワイヤーも使用されているが、あまりにもいい加減。写真が中国のとあるフォーラムにアップされると、中国最大のソーシャルネットワークSina Weiboで、このニュースがわっと広がった。

 同社によれば、電柱修理のコストに関して市当局ともめたため、暫定的にテープを使用した模様。チャイナ・テレコムは後日、新しい電柱を立てたことをオフィシャルWeiboページに掲載したそうだ。

ロンドン五輪のFacebookページがオープン

 Facebookが、ロンドン・オリンピックのページをオープンした

 タイムラインは1894年から開始されており、ノスタルジックな雰囲気の、過去の写真も多数掲載されているなど、楽しめる作りだ。選手、チーム、競技のページもあるが、投稿して良いもの、悪いもののガイドラインが厳しいため、選手が同ページに何らかのポストを行うのは、なかなか難しいらしい。

 一般ユーザーにとってややこしいのは、IOCのFacebookページもあることか。いずれにせよ、今回のオリンピックは史上初のソーシャルなイベントになりそうだ。

ポルノ視聴アプリを装ったAndroid端末向けウイルス

 Android端末のユーザーを標的としたウイルスを作成したとして、東京で6人の男性が逮捕されたことをBBCが報じている。わざわざ取り上げられたのは、この悪意あるプログラムが、“ポルノを視聴するためのアプリケーションを装うものだった”という、ちょっと恥ずかしい理由だったのと、この詐欺が要求する金額が法外であったことにあるようだ。

 アプリをダウンロードしても、当然ビデオは視聴できないが、5分ごとに9万9800円が課金される。この詐欺で犯人グループは、2000万円以上を集めたといわれている。ウイルスをアプリと信じてダウンロードした人はおよそ1万人。支払いを行ったのは211人だというが、料金を支払わなかった人も、アプリを通じて端末から個人情報を盗まれるという被害にあった。

 いつの事件なのか、詳細がよく分からない記事だが、こんなことでニュースにはなりたくないものだ。

押すと水が届くマグネット

 以前、押すとピザが届くスマートフォン連動マグネットをご紹介したことがあるが、Evianが似たようなツールをデビューさせるそうだ

 しずく型のマグネットで、Red Tomatoのピザ・マグネットと同様、冷蔵庫にくっつけておける。Wi-Fiに対応しており、プッシュするとPCを起動する必要も、スマートフォンを使用する必要もなく、水を宅配してもらえる。

 このマグネットは来年、一部のお得意さんに配布される予定。水道水はとても飲めない、フランスでのお話です。

Apple I、予想額の2倍以上で落札

 以前ご紹介した通り、先週末、サザビーズでApple Iのオークションが行われ、37万4500ドルで落札された。スティーブ・ジョブズ氏の手書きメモは2万7500ドルだったそうだ

 出品されたApple Iのマザーボードは、当初12万ドルから18万ドル程度の落札額が予想されていたが、2倍以上の売値となった。故ジョブズ氏のメモは1万2000ドル程度との予測が、これも倍以上で落札された。

 Apple Iの製造台数は200台で、残っているのは約50台。サザビーズのオークションに登場したのは、現存する6台のワーキングモデルのうちの1台とされている。

 ちなみに、今回のオークションは2人の参加者の間で争われた。落札者はライバルが入札するかしないかのうちに、ガンガン値を上げていったという。予想外の高値になったのも、1対1の戦いだったためかもしれない。

次のiPhoneはこんな感じ?

 「次のiPhoneはこんな感じ」という画像をGizmodoが紹介している。Martin Hajekさんが作成したモックアップだ。

 次期iPhoneと考えられるリーク情報をもとに作成したもの。先に公開されたブラック版では、本物と勘違いした人もいたというが、ホワイトバージョンはさらに素敵と、あちこちのサイトで紹介されている。

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