Apple対Samsungの訴訟で、Samsung側がまたもやルーシー・コウ(Lucy Koh)判事を怒らせてしまったようだ。
裁判に持ち込もうとして却下された証拠をSamsungがメディアに流した件で、コウ判事が顔色を変えて激怒したことはすでにご紹介した通りだが、今度はAppleが証拠を改ざんしたと主張したことで、コウ判事に矛盾を指摘されてしまった。
Appleは、Epic Touch 4Gのアイコン表示のレイアウトがiPhoneと酷似していることを写真で示したが、Samsung側はボックスから取り出したばかりの初期設定状態ではないと主張し、自分たちの写真を提出した。Samsung側の弁護士が「昨夜撮影したもの」と語ったその写真には、異なるレイアウトが表示されていたが、コウ判事はその写真に、弁護士がデフォルトで表示されると述べていたGoogle検索ウィジェットが含まれていないことを指摘。また、主張されたように前日撮影されたものでもないことを指摘した。弁護士は、日付については言い間違えたと述べた。
Apple側はアイコンのレイアウトには、一切手を加えていないと証言しており、コウ判事はSamsungの異議申し立てを却下した。
Apple対Samsungの訴訟で、さまざまな舞台裏が明らかになっている。その1つが、Appleとハリウッドとの関係だ。
Appleは、映画やテレビ番組などで製品を露出させるプロダクト・プレイスメントに力を入れており、そのためにハリウッドと密接に協力している社員もいるという。こうした努力により、2011年だけで891ものテレビ番組にApple製品が登場したそうだ。
「Kickstarter」で、iPhoneで3D写真や映像を撮影するためのツール「3DCone」が資金調達を開始している。
3DConeでは、内側に鏡が取り付けられたコーン型のツールと、スマートフォンを立体カメラ化するアプリを利用して、同時に2画面の撮影を行い、データを写真やビデオとして出力する。
現在出資者を募集中で、価格は39ドルから。
可愛らしいトースター型のUSBハブと、トースト型のUSBメモリ「USB Toaster Hub and Thumbdrives」が登場した。
4つのポートを持つハブは、昔懐かしいデザインのトースターそのもの。4Gバイトのトースト型ドライブは、顔つきの「下半身」付きで、ポケットなどに入れても持ち運べる。下部を取り外してハブに指すと、トースターからパンが飛び出して来たように見えてキュートだ。もちろんハブには、トースト型以外の普通のUSBメモリも差せる。
残念なのはセット販売ではないこと。「トースター」が27.99ドル、4種類の「パン」が各24.99ドルなので、全部そろえたい人には結構な出費となる。
モバイルとは関係ないが、オリンピックのオフィシャルパートナーであるBMWが、競技を円滑に進行させるため「Mini MINI」を投入している。小さくて頼りがいのあるその姿に気づかれた人はいらっしゃるだろうか?
Mini MINIは本物のMINIの4分の1ほどの大きさで、無線により100メートル以内の地点から操縦可能。オリンピック・スタジアムのグラウンドで、槍や円盤、ハンマーなどを回収するのに大活躍している。ミニなMINIは3台投入されており、それぞれが最高8キロまで運ぶことができる。1回のチャージで35分間駆動するそうだ。
ヘッドライトもちゃんと光るというMini MINIだけを見ていると普通のMINIに見えるため、槍を運んでいる写真は巨大なポールが突き刺さっているようだ。万が一、一般販売されたら大人気となるだろうが、相当な価格となるのは間違いない。
モバイル・ペイメントサービスのSquareが、Starbucksとのパートナーシップを発表した。これにより、米国のStarbucksではSquareアプリを利用して、支払いが行えるようになる。
Starbucksはすでに、iOS版とAndroid版のアプリを提供しているが、Squareはこのアプリにも機能を組み込み、近くにある他のSquareパートナーを探せる機能を追加するという。
Squareの支払いサービスは今秋、全米のおよそ7000カ所の店舗で利用可能になる予定だ。
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