モバイルもVoIPへシフト――2017年、ユーザーは10億人規模に調査リポート

» 2012年12月17日 18時05分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 調査会社のJuniper Researchは12月12日、モバイル音声サービスに関する報告書を発表した。モバイル環境でのVoIPサービスの利用が加速しており、2017年には7人に1人の加入者がモバイルVoIPを利用するようになると予想している。

 LTEをはじめとする高速ネットワークとスマートフォンの普及により、モバイル端末を通じてSkypeなどのVoIPサービスを利用しやすい環境が整ったことからユーザーが増加している。Juniper Researchでは、2017年にモバイルネットワーク上でVoIPサービスを利用する加入者は10億人規模に達すると予想している。

 同時に、モバイル向け音声通話の主流となっている回線交換式サービスの利用者は減少に向かうと予測。LTEの普及に伴ってモバイルVoIPサービスの利用は増加し、通信オペレーターの音声サービスからの収益の減少が進むという。なお、LTE向け音声サービスの標準技術としてはパケット(VoIP)ベースのVoLTEがあり、通信オペレーターの中でもVoLTEを採用する動きが出ている。

 調査ではまた、VoIPサービスの収益についても触れている。それによると、加入者の多くはデスクトップ/固定でのVoIPと同様にVoIPサービスは無料と想定しており、対価を払うつもりはない状態でサービスに登録しているという。サービスを提供する側も、売上の向上につながるビジネスモデルを持たないところがあるというが、一部のモバイルVoIP企業はサードパーティにAPIを公開するなど収益化に向けた取り組みを進めており、ビデオ通話サービス事業者の中には広告やプレミアムサービスにより収益化を進めているところがあると報告している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月14日 更新
  1. KDDIのpovo、「つながらない」に悩む楽天ユーザーを本気で救済開始か Xで意味深投稿 (2026年06月13日)
  2. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  3. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  4. PayPayの誤送金トラブル、なぜ「強制キャンセル」できない? 広報に聞いた理由と自衛策 (2026年06月13日)
  5. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  6. ゲオの“今だけ”スマホ買い取り額UP、実はうそ? 消費者庁が厳しい目 (2026年06月12日)
  7. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  8. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 追加料金なしで海外データ通信が使える快適さ そして外国で「シャッター音」を忘れて羽根を伸ばすスマホ (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー