家庭における電力消費量削減のために、政府はHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)を導入する個人に補助金を支給している。対象製品の第1弾が4月10日に明らかになり、4月18日には2社の4製品が追加で対象となった。政府はさらに6製品を対象とし、普及を急ぐ。
一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)は、「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金」(HEMS導入事業)の対象製品として3社の6製品を追加した。この事業は、HEMSを導入する住宅一戸につき100,000円を補助するもの。補助金受給申請の受付は4月19日から始まっている。申請期限は2014年1月31日。
今回新たに対象となった製品の内訳は京セラ1製品、パナソニック4製品、ミサワホーム1製品。どの製品も6月以降に販売開始の予定だ(図1)。
パナソニックの4製品とミサワホームの1製品は製品の詳細がまだ明らかになっていないが、京セラの1製品はすでに受注を始めている。3月末に同社が太陽光発電システムと蓄電池にHEMSを組み合わせた製品を発表している。この製品のHEMSの部分が新たに補助金支給対象になったのだ。
このHEMSは住宅全体の消費電力量を表示するだけでなく、部屋ごとの消費量を表示する機能などを備えている。太陽光発電システムの発電状況、売電状況、蓄電池の充電状態を表示する機能も持つ。
このHEMSは無線LAN通信機能を持っており、家庭の無線LANルータを経由して、無線LAN通信機能を持つパソコン、テレビ、スマートフォン、タブレットといった機器からデータを確認できる(図2)。
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