研究会の最中に「これはどのリストに入れるべきでしょうか?」という質問を何回か受けました。そのたびに答えていたのは「別にどこでもかまいません」でした。一見無責任な回答ですが、個人的にはこのぐらいあいまいでもいいかと思っています。筆者自身も最初はどのリストに入れるべきか途中で分からなくなったときがありました。
しかし最も重要なのは「書き出したことが1カ所にあり、それが毎週見直される」ということです。週次レビューを行っている限り、どのリストに入れるかは最初は悩まないようにしましょう。毎週レビューを行っていれば、そのうちに自分にあったやり方で分類できるようになります。
当日「本を書く、といった大きなタスクはどこに入れますか?」といった質問を受けました。これについてはいろいろなやり方があるかとは思いますが、個人的には次のように処理しています。
GTDを続けていると、数週間特定のリストに居座り続ける項目が出てきます。そうしたものは2、3週間程度だったらほかのよんどころない状況によってそうなっていると考えられますが、数週間も居座り続けるようでしたら細かいタスクにまで落とし込まれていないか、それが最善の選択肢でない場合が多いでしょう。
その場合は「求める結果は何か? それを少しでも進めるためにはどういった具体的なアクションを取ればいいか?」を考えてみるといいでしょう。
一般的には週次レビューを行うにつれ、「いつかやる、多分やる」リストから「プロジェクト」リストへ、「プロジェクト」リストから「次にとるべき行動」リストへ項目が移動していくかと思います。ただしさまざまな事情によって「やっぱりこれはあとでやろう」というときもあります。その場合はその項目が元あったリストへ戻ってもかまいません。
個人的に印象に残った質問を紹介していきましたが、実際に参加者がどう思ったかは参加者のブログをご覧になるといいでしょう。こちらのページに、参加者の感想ブログがありますのでよろしければご覧ください。
手探りで始めた「GTD徹底研究会」ですが、今後も続けていきたいと思います。今回の経験も踏まえ、次回には以下のような点を改善させていきたいと思います。
以上、GTD徹底研究会のご報告でした。GTD実践の参考になれば幸いです。
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