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» 2004年01月08日 22時26分 UPDATE

“多機能”携帯「SO505iS」を使ってみた (1/3)

ケータイがただの電話機ではないのは今に始まったことではないが、外見から機能までそれを主張している最右翼は「SO505iS」だろう。カメラから音楽再生、POBoxの使い勝手まで、しばらく使って試してみた。

[斎藤健二,ITmedia]
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 「もはや、これは電話ではないな」──というのが、「SO505iS」をしばらく使ってみた感想だ。単に多機能というのとは違い、カメラや動画再生、音楽再生機能などがそれ自体、存在を強く主張している。携帯はどんどん電話機から離れていっている。その最右翼がSO505iSではないか(2003年12月の記事参照)。

 通話するために携帯を買い換えるユーザーがどのくらいいるのか分からないが、少なくともSO505iSを買ったユーザーは“電話をすること”のためにこの機種を選んだわけではないだろう。

カメラとしてのSO505iS〜快速が心地よい

 裏側にレンズカバー付きのカメラ、表側に大きなディスプレイ。新しい回転型機構をひっさげて登場した「SO505i」(2003年4月の記事参照)の後継機がSO505iSだ。

 2世代目ともなると、カメラっぽさも板についてきた。他社にも似た形状の端末は多いが、SO505iSのデザインにはなるほどと唸らせる工夫が施されている。

 一つは右手で持ったときの操作性の良さだ。カメラは左側に配置されているので、しっかり握っても指がレンズやライトにかかることがない。

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 観光地で写真を撮っている人たちの少なくとも半分は今や携帯電話だ。記念写真を撮るのにカメラを通りがかりの人に渡して撮ってもらうのはありふれた光景だが、SO505iSは、渡された相手も全く戸惑わなかった。もしかしたら、これが携帯電話だと気づいていなかったかもしれない

 二つ目は起動の素早さだ。カメラカバーを開けるだけで約2秒で起動、これは早い。カメラ起動が早い機種としては「F505i」が有名だが(2003年7月の記事参照)、待受状態から勝負すると両者は互角。F505iでは液晶を開けてからカメラボタンを押す必要があるからだ。これは一般的なデジカメでも高速起動をうたえる数字だ。ただしカメラカバーを閉じてもカメラが終了しないのはご愛敬。

 SO505iSをカメラとして高く評価するのは、保存の早さもある。最大960×1280ピクセル(SXGA)サイズの静止画が保存できるが、シャッターを切ってから次の撮影ができるまで6秒しかかからない(「保存しました」のダイアログで「OK」を押してやれば4秒だ)。

 ただし留意点もいくつかある。一つは、今となってはそれほど画質がいいとはいえないことだ。130万画素CCDは、少しでもカメラをウリにする端末では標準的なスペック。荻窪圭氏の評価記事でも触れているように、SO505iSでは画質よりもシャッターチャンスへの強さを評価したい。

 二つ目は、もう一歩でカメラと電話機との連携が完璧なのに……ということ。せっかく2つの機能がひとつになっているのだから、撮影した画像を簡単にメールで送りたいもの。SO505iSでは再生時に「iショットサイズに切取」というメニューが用意され、iショット(S)または(L)にトリミングできるようになった。SXGAサイズだけでなく、VGAサイズ、待受画面サイズ(iショットSのみ)でも、トリミングすると共に画像が縮小されメール送信できるようになっている。

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 これ自体は大きな進化だし、多くの機種を機能的に上回っている。しかし、まだ“簡単”とは言いにくい。iショットサイズに切り取りするためには、カメラモードの横画面から携帯モードの縦画面に切り替えなくてはならないし、縦画面への移行も分かりにくい。そもそも、どこをトリミングするかなんて選ばせなくても、適当に真ん中を切り出してくれればいいという考え方もある。上級者向けのメニューは用意するとしても、とにかく簡単に送信できるようにしてほしいのだ。

オーディオプレーヤーとしてのSO505iS〜十分かまだまだか

 SO505iSのもう一つの目玉機能は、オーディオプレーヤーだ。ソニー製のシリコンオーディオプレーヤーやMDなどで使われているATRAC3方式の楽曲ファイルをメモリースティックDuo(以下Duo)に入れて再生できる。

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