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3月商戦に次いで大量の販売が見込まれる夏商戦に向けて、各キャリアから新端末が登場し始めた。中でも注目したいのが、PC向けサイトもそのまま閲覧できるフルブラウザ「Opera」を搭載した「AH-K3001V」だ。
このOperaにまつわる、ちょっと気になるポイントを見ていこう。
AH-K3001Vを買ったユーザーは、普通、32Kパケットの「つなぎ放題コース」を選択していると思う。月額基本使用料は6090円だが、年間契約や長期割引などを組み合わせれば3年超で4350円、さらにA&B割を使えば3000円台も可能。データ通信定額制とは思えないほど、安く利用できる。
ただし、もちろん別の料金プランを選んでもいい。例えば「ネット25」だ。こちらは月額基本料金が5670円で、フレックスチェンジ方式の通信を月間25時間まで一定額で利用できる。フレックスチェンジは64K通信と32Kパケット通信を自動的に切り替える通信方式。ユーザーからしてみれば、重いページを開く場合は自動的に64Kで通信してくれるので重宝する。
AH-K3001Vではネット25を使う場合はフレックスチェンジが、また音声向けプランを使う場合でも64KのPIAFS(もちろんつなぎ放題プランでも利用できる)でOperaを利用できる。
それでは、それぞれの体感速度はどのくらい違うのか。「Yahoo!ファイナンス」のトップページを表示させ、更新ボタンで再読込させてみる。画面下のステータスバーから進み具合の%表示が消えるまでにかかった時間が下記の表だ。
通信方式 | 通信状態(接続中) | (いったん切断) |
---|---|---|
32Kパケット通信 | 26秒 | 29秒 |
フレックスチェンジ | 20秒 | 38秒 |
それほど電波状態がいいとはいえない編集部内での、数回の試行を平均したものだから、あくまで参考として見てほしいが傾向は分かった。
フレックスチェンジは確かに読み込みが高速だ。特に重いページになるほど差が顕著に出る。ただし、いったん切断してしまうと再接続に32Kパケットよりも時間がかかる。
ところで、この“切断”とは何か。
ネット25や通常のPIAFSで接続している間は、データが流れていなくても料金が発生する、いわゆる時間課金となっている。ページを表示させた段階でいったん通信を切断すれば、その間は課金が行われない。
具体的には、OperaでWebを閲覧中に終話ボタンを押す。すると、画面上部のOperaマークの横にあった「32Kパケット」や「フレックスチェンジ」のマークが消える。この状態が切断──オフラインモードとなる。つなぎ放題コース以外では、この切断をしないと通信時間としてカウントされてしまうので注意が必要だ。放っておいても自動的に切断されたりはしないため、こまめに切断する必要がある。
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