FeliCa入りのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末は、使う機能に合わせて形が変化するフレックススタイルで登場(2003年11月の記事参照)。カメラ機能も195万画素に強化され、暗い場所での撮影に強いキセノンフラッシュを搭載。撮った写真を楽しむための新機能「フォトカクテル♪」も内蔵されている。
P506iCではカメラの高画素化に伴い、デジタルカメラなどに搭載されている本格ストロボのキセノンフラッシュを搭載。暗い場所での撮影でもきれいな写真が撮れるようになった。
バッテリーの持ちへの影響は、それほどないとドコモの説明員。「満充電で数千回レベルの使用には耐えられるように設計されている」。
画像補整機能も強化され、色調変更メニューに「スーパークリアシャドウ」(P505iSではクリアシャドウ)と「記憶色補正」が追加された。
なお、P505iSではオートフォーカス機構が付いていたが、P506iSでは搭載が見送られている。そのため、カメラの上の部分にマクロ切り替えスイッチが装備されている。
フレックススタイルのコンセプトは、「折りたたみ型の価値を継承しながら、さらにデジタルカメラみたいな使い方もできる」というもの(2003年12月の記事参照)。それが「P506iC」ではさらに進化している。
例えば「P505iS」ではビューワスタイルでできることが限られていたが、P506iCでは可能なことが増えている。ビューワスタイル時のメニューには「電話帳」「メール」「iモード」「iアプリ」「カメラ」「データフォルダ」という項目が並び、これらの機能でダイヤルキーを必要としないことがビューワスタイルで行えるという。
ビューワスタイル時のメニュー |
また、P505iSではビューワスタイルのまま着信した電話を取ることができなかったが、P506iCではそれも可能だ。「“エニーキーアンサー”をあらかじめ設定しておけば、サイドボタンのいずれかのキーを押せば(ビューワスタイルのまま)電話を取れる」(ドコモ説明員)
また、回転の仕方も強化された。P505iSでは、折りたたみ型端末のようにケータイを開き、液晶部を下方向に180度回転させると液晶が表に出るビューワスタイルになり、回転するのはここまでだった。P506iCは、ここからさらに時計回りに180度回転、元の位置から360度回るようになった。
ここまで回るようにしたのは、「液晶部が360度回転すれば、通常の折りたたみ携帯を開いた状態に戻しやすい」(ドコモ説明員)ことと、新機能の「フォトカクテル♪」をより便利に使ってもらうためだという。
フォトカクテル♪は、撮った写真に音やエフェクトを付けて、着信動画やスライドショーとして楽しめる機能。P506iCの液晶は、普通に携帯電話を開いた状態から時計回りに270度回すと、そこで軽く固定される。この状態でワイドな画面でフォトカクテル♪を楽しんでもらおうというのが狙いだ。
機種名 | P506iC |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×111×26ミリ |
重さ | 128グラム |
連続通話時間 | 125分 |
連続待受時間 | 450時間 |
カメラ | 195万画素CCD(記録画素数192万画素) |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 2.4インチ6万5536色TFT液晶・QVGA |
サブディスプレイ | なし |
カラー | ブルーマルガリータ、ブラックトルネード、シルバーマティーニ |
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