7位 鮮やかで豊かな絵作り、ただしノイズが気になる〜「N900iG」
10位 屋内外ともに安定した高画質が得られる〜「F901iC」
今週の注目トピックは、やはり「ボーダフォン、純増4位転落──12月契約者数」だろう。「ツーカーS」の好調などで純減から脱却したツーカーが、3位に浮上。ツーカーS恐るべし、だ。
年末に帰省したおり、親戚筋の間でもツーカーSが話題に上った。携帯電話関係の仕事をしていると話すと、「なんか、えらく簡単な電話が東京で売っているらしいじゃない」と聞いてくるのだ。
「そんなに気になるならショップに行って触ってみれば……」と言いかけて、大きな問題に気付いた。私の実家は九州で、ツーカーショップがないのだ。
ツーカーはボーダフォンとローミング契約を結んでいるため、ショップがない九州でも、エリア内であれば音声通話できる。東京で買ったツーカーSを九州に送れば使うことは可能だ。しかし結局「実物を見てから選びたいし、壊れたときに面倒そう」という理由で、親戚は購入を断念した。
ツーカーのショップがあるのは、東京・東海・関西など比較的大都市圏。ツーカーSを真に求めているのは、実はそれ以外の地方都市に暮らす“田舎のおじいちゃん、おばあちゃん”だったりするのではないか──。
ツーカーSが“どれくらい、どんな層に売れたのか”は明かされていないが、端末を開発した京セラによれば、「概ねターゲットとした60代以上が使っているようだ」という。全国展開しているキャリアが同じくらいシンプルな携帯を出せば、年配層の需要を掘り起こせるかもしれない。
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