PDC(2G)のハイスペック端末が久々に登場した。ボーダフォンは2月中旬以降、PDC方式の新機種「V603SH」を発売すると発表した。携帯を振って操作できる点が特徴。地上アナログチューナーも内蔵する。(→写真はこちら)
今ある機能を入れられるだけ入れてみた──。そんな印象の端末だ。「602SHと402SHが合体して、なおかつプラスアルファが付いた」と、プロダクトマネジメント本部 ターミナルマネジメント部の森一幸部長は形容する。その上で、「(3Gのハイエンドの)902SHから一回り小さくなった」(同氏)。
V602SHは光学2倍ズーム付き202万画素カメラを備えたハイエンド端末(5月11日の記事参照)。V402SHは、テレビとFMラジオのチューナーを内蔵した端末だ(8月3日の記事参照)。
V602SHとの違いは、3Gである「902SH」と同等の2.4インチディスプレイ「モバイルASV液晶」が使われていること。またカラオケの採点機能も搭載した。
V402SHから引き継いだ地上アナログチューナーは、液晶を180度回転させて表にした状態でテレビ視聴が可能。EPGアプリがプリインストールされており、見たい番組の検索などが可能だ。
最大の特徴は、傾きや動きを検知する「モーションコントロールセンサー」を搭載(1月31日の記事参照)したことだ。本体を上下左右に傾けることでメニュー操作が行えたり、あらかじめ登録した動きパターンによって特定の機能を呼び出せたりする。
同センサーを活用したVアプリとして、本体の傾き度合いで銃口の位置を変えられるガンシューティングゲームなども用意する。
モーションコントロールセンサーを使ったアプリケーション。左は、本体の向いている方角を指すネイティブアプリ「簡易方位計」。中央は、携帯をゴルフクラブ代わりにスイングさせるゴルフゲーム「振るスイング!ゴルフ」(体験版がプリインストール)。右は3Dアクションシューティングゲーム「The House Of The Dead MOBILE」(体験版がプリインストール)。後ろを向くには、携帯を持ったままぐるりと後ろを向く主なスペックは以下のとおり。
| 端末名 | V603SH |
|---|---|
| サイズ | 50×99×25ミリ |
| 重さ | 142グラム |
| 連続通話時間 | 130分 |
| 連続待受時間 | 約450時間 |
| カメラ | 202万画素CCD |
| メインディスプレイ | 約26万色 2.4インチASV液晶(QVGA) |
| 着うた | ○ |
| ムービー変装 | ○ |
| ケータイカラオケ | ○ |
| Vアプリ | 256K Ver2対応 |
| ボディカラー | ブリーズィゴールド、ピュアシルバー、ヒーリングブルー |
| 発売予定 | 2月中旬以降 |
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