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» 2005年02月21日 22時42分 UPDATE

FOMA初のスライドケータイ「D901i」を試す (1/3)

FOMA初のスライド携帯として登場したのが「D901i」。スライドの開閉と連動した各種操作、スライドならではの使い勝手についてチェックした。

[坪山博貴,ITmedia]

 FOMA初のスライド端末として登場した三菱電機製の「D901i」(2004年11月の記事参照)。かつての「D」のフリップ端末を彷彿とさせる雰囲気を備え、ソフトウェアは富士通との共同開発となる(2004年3月の記事参照)「Symbian OS」ベースに変更された(2004年11月の記事参照)。前モデルの「D900i」から、大きく変わった点が多く、901iシリーズの中でもトピックの多い端末だ。

閉じたまま操作が魅力のスライドデザインを採用

 D901i最大の特徴は、大型のディスプレイが常に表に出ているスライドボディだ。ドコモの“D”端末としては、「D253i」(2004年9月の記事参照)に続く2モデル目、FOMAとしては初のモデルになる。

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 FOMA初のスライドボディ。常に2.4インチのメインディスプレイが表に出ている。3色のカラーバリエーションは全てメタリック調でヘアライン加工が施される

 三菱電機製端末といえば、かつてはフリップタイプが主流だった。ディスプレイ大型化の流れの中で、折りたたみ型へとデザインが変わっていったが、ここにきて登場したスライドボディは、かつてのフリップタイプを彷彿とさせる印象も受ける。

 スライド機構も凝っている。「クイックスライド」と名付けられたこの機構は、開閉の際に半分ほどスライドさせると、残りはバネの力で自動でスライドする。開け閉めが容易なだけでなく、カバンの中などで勝手に開いたりしない。また両側面にはちょっとした滑り止めになるように突起が設けられている。

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 右側面にはシャッターキー(クリアボタンも兼用)とタスクキー、イヤホンマイクジャック、左側面にはminiSDスロットとスライド式のキーロックボタンを備える。両側面のディスプレイ側には開閉時に指をひっかけられる突起がある

 キー配置も悪くない。方向キーやソフトキーが配置される部分は、下方向になだらかな傾斜を持たせており、ダイヤルキーとの間の段差を少なくしている。またダイヤルキーは縦方向を詰め気味にレイアウトすることで、開いた状態での上端のキーから下端のキーまでの距離を一般的な折りたたみタイプとさほど変わらない程度に収めている。

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 ディスプレイ側に多くのソフトキーを配置している。ダイヤルキーとディスプレイ側のソフトキーまでの間が空きすぎているように見えるが、このほうが段差の部分に指がひっかかりにくく、使いやすい

 スライドスタイルは、厚みの面で構造的に不利になりがちだが、F901iCより薄く、N901iCと同じ26ミリに抑えられている。幅や高さもほかの901iシリーズとほぼ同等だ。折りたたみ型のD900iよりも実は薄い点にも注目したい。直線的なデザインのため、一見大きく見えるが、今どきの多機能携帯としては概ね標準サイズなのだ。

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