「M1000」を3カ月使ってみて短期集中ロードテスト「M1000」 最終回

» 2005年11月15日 22時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「M1000」のロードテストも今回で最終回。足かけ3カ月使ってみて、個人的に満足したところと不満だったところを挙げてみます。

メール機能

 メール機能にはおおむね満足しています。フォルダ自動振り分けの条件も柔軟に設定でき、全文検索も便利に使えます。3カ月で1000通近くのメールをため込みましたが、今でも一覧はサクサクとスクロールします。さすがに全文検索では時間がかかるようになってしまいましたが……。自動受信もほぼ滞りなく実行されました。

 不満なのはフォントサイズが固定されている点。本文の表示文字数は12文字×11行で、今どきの一般的な携帯電話としては少ないほうで、もう少し小さなフォントも利用できるようにしてほしいところです。メールの管理面では、「指定日以前のメールは削除する」といった設定がないのが不便。メールをため込んだ理由も、実はそこにあります。

ブラウザ機能

 M1000の画面解像度は、最近の一般的な携帯電話より若干低い208×320ピクセル。Webブラウザを利用するに当たって、さほど期待していなかったのですが、予想以上に快適に使えました。フォントサイズが小さめで1画面当たりの情報量が多く、レンダリングやスクロールも高速。タブブラウズ機能やフィットモードも用意されています。特にタブブラウズ機能は表示したサイトをメモ代わりに残して、別のサイトにアクセスできるのが便利な点です。

 ブラウザ自体の機能ではありませんが、公衆無線LANサービスへの接続を自動化する「コネクションマネージャー」(9月2日の記事参照)も非常に便利でした。この機能がなければ、移動中に気軽に無線LANを使うこともなかったかもしれません。

PIM機能

 単体でのPIM機能は平均点といったところ。スケジュールの週間表示では予定の有無しか把握できない、予定とToDoを混在させて表示できないなど細かい不満点はありますが、一般的な携帯電話のPIMと比べたら機能も使い勝手も良好です。何より「データバックアップ for M1000」(9月15日の記事参照)が便利でした。

バッテリーの持ち時間

 バッテリーの持ちは、今どきのハイエンド携帯電話と同程度という印象。もっとも無線LANをつなぎっぱなしにして、バッテリーを無駄に消費して慌てたことが何度かありました。誤動作防止のためにロックをかけた場合には、自動で無線LANがオフになるような機能が付くと便利かもしれません。

 いくつかは不満な点もあるM1000ですが、基本的には気に入っています。一般的な携帯電話よりちょっと大きい程度なので、日々持ち歩くのに邪魔に感じることもなく、通話で使っても違和感を感じることもありませんでした。もしM1000がもう二周りくらい大きくて一般的なポケットPCなどと同じくらいのサイズだったら評価が変わっていたかもしれません。PDAとして見ると、最新の製品としては“1画面あたりの情報量が少ない”“文字入力のしやすさが今一歩”など不満もありますが、より自由度の高い携帯電話として見ると魅力的です。

読者からの質問への回答コーナー

 最後に読者から寄せられた質問にお答えします。

Q:M1000ではメールを大量に受信すると、途中で受信が中断してしまい、受信済みのものが消えてしまうという噂があるのですが、本当でしょうか?

 ちょうど利用しているISPのメールが550通スプールされていたので、これを自宅の無線LAN経由で一気に受信してみました。なお筆者は、1週間分の受信メールをサーバに保存しています。

 結果としては“噂は少し事実を含んでいる”といったところでしょうか。550通のうち、338通を受信したところで受信エラーになりましたが、メールは全て保存されました。ただ、エラーで受信を終えたためか、自動振り分けが機能ませんでした。

 再度メールの受信を行うと、339通目から受信が再開したので、動作面での問題はなさそうです。メモリの空き領域にもよると思いますが、1度に100通程度であれば問題なく受信できるのではないかと思います。ただM1000の場合、無線LAN接続でも1通のメールを受信するのに最低2〜3秒はかかり、100通ものメールを受信するとけっこうな時間がかかります。できるだけこまめにメールを受信するのが快適に利用するコツかもしれません。

このように100件の壁は突破しましたが、338通受信したところでエラーが出て中断。ただしメールは問題なく保存されました


続きも問題なく受信できました。最初の受信から、3通サーバに届いたメールが増えてしまいましたが、今度は553通目まで問題なく受信終了。自動振り分けも機能しました


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短期集中ロードテストとは

 ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをリポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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