1位 「満足度の高い携帯メーカー」1位はカシオ〜J.D.パワー調査
2位 携帯エリアの不満が少ないのはFOMA? au?〜MM総研
3位 これぞデザイン端末──“スティック型”Nokia 7380に触ってみた
4位 2.8インチ液晶搭載機「D902i」の基本機能を試す──メール編
6位 ついに902i到来〜初登場ランク入りは1機種、D902iかF902iか?
7位 大人に向けた「上質・洗練・知性」を──開発陣に聞く「F902i」
10位 超薄型のカメラなしFOMA「prosolid II」、25日から発売
ほんの少しでも荷物を減らしたい海外出張時に、強い味方になるのが“USB型充電器”だ。ノートPCと、そのACアダプタは必携なので、ノートPCのUSBから電源が取れれば、ほとんどの用は済む。しかも、海外の200ボルトオーバーの電圧に対応していない機器でも、USBから電源を取れば問題ない。変圧器はいらないのだ。
そんなわけで、iPodの充電も、携帯の充電もUSB型の充電ケーブルでまかなうことにして、Nokiaのショウ取材にあたりオーストラリアはシドニーに旅立った。
今回持って行ったのは、ボーダフォンの「903SH」。GSMにも対応したW-CDMA端末だ。シドニーでは「Vodafone Au」や「TELSTRA 3G」などW-CDMAサービスも提供されており、ローミング先には困らない。海外での携帯利用を満喫しつつ、ホテルの部屋で充電しようとしてハタと困った。
……USB充電器がつながらないのだ。
903SHのコネクタは少々奥まったところにあるのだが、USB充電器のコネクタがあまりに幅広なのでささらない。途方に暮れて、シドニーの街をうろつき、充電器を探すことにした。
日本のW-CDMA端末はそのほぼすべてが「ARIB A」という規格に則った端子を使っている。ドコモでもボーダフォンでもこれは同じだ。ところが海外ではこうした国や方式ごとに合わせた端子ではなく、メーカーごとに端子が統一されていることが多い。Nokiaなら、GSM端末も3G端末もヘッドセットも同じ端子。Motorolaも自社内は同じ……。そんな構成なのだ。
このときほど、世界のメジャーブランドの端末にしておけばよかった……と思ったことはない。Nokiaの充電器であれば、ホテルでも用意しているというではないか。NokiaのプライベートショウにNokia端末を持って行かなかったバチが当たったというべきか。
そうはいうものの、シドニーのボーダフォンショップをのぞいてみると、903SHが展示してある。さすがはグローバルキャリアのボーダフォン。海外でも同じ端末がラインアップされているのに感心した。
ところが、だ。「903SHの充電器をくださいな」「それの充電器は扱っていないよ」……。端末のセットは売っているが、充電器単体は扱っていないようだ。かといって1100ドル(約10万円)もするセットを買うわけにもいかない。
別のショップで「シャープ端末充電器」というのも見つけた。「(903SHを見せて)これの充電器はある?」「ないよ」「あそこに並べてあるじゃない?」「あれはGSM用(GX20とか)だ」──。
どうにも困った事態に陥った。どこかでNokia端末を購入して、手持ちのSIMを差して使おうか。そんなふうに思っていた矢先、このコネクタはもしかして……。
そう、USB充電器のコネクタのネジをはずしてばらしてみたら、なんとかつながりそう。しかしハンダがむき出しになっていたりして、ちょっと危険でもある。この方法はあまり参考にしないことをお勧めします。
いやはや、現地調達には無理があることもしばしばある。モバイルグッズは必ず事前に接続と動作を試すこと。今回の教訓でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.