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» 2006年10月25日 20時36分 UPDATE

“番号ポータビリティ”してきました

10月24日午前9時から、番号を変えずにキャリアの変更ができる番号ポータビリティ制度がスタートした。そこで早速MNPを利用し、キャリア変更手続きを体験してきた。

[品川杜宇,ITmedia]

 10月24日にスタートした番号ポータビリティ制度(MNP)は、携帯電話の番号を変えることなくキャリアを変更できるため、ユーザーが使いたいサービスや端末があるキャリアを、今までより気軽に選べるようになると期待されている。しかし、実際には手数料が最低でも5000円前後かかり、新たに端末を購入する代金が必要になるほか、メールアドレスや有料サービスなどで購入したコンテンツが引き継げないなど、利用に当たって考慮すべきポイントもある。

 とはいえ、今まで何かと不満があったユーザーにとっては、携帯キャリアを変えるのにいい機会だ。手続きは新規契約とほとんど変わらないくらい簡単に行える。店頭で説明を受けながら書類に書き込む時間が30分程度、開通までの待ち時間も30分から1時間程度ですむ(10月24日の記事参照)

 そこで、番号ポータビリティ開始初日に、早速NTTドコモからauへの乗り換えを体験してきた。

 auを選んだ理由は、購入したい端末があったからだ。ドコモの場合、まだ「SH903i」をのぞく903iシリーズの各機種や企画端末が発売されておらず、MNP当日の移行は断念した。またソフトバンクへの加入も、前日に急に新料金体系などが発表され、詳細がよく分からなかったことから、今回は見送ることにした。

まずは「MNP予約番号」を取得

 番号ポータビリティを利用してキャリアを変更する際にまずしなくてはならないことが「MNP予約番号」の取得だ(10月23日の記事参照)。これは現在使っているキャリアで手続きを行う。

 ドコモの場合、窓口に電話をかけて口頭で手続きする方法と、携帯電話からiモードに用意されている「ドコモeサイト」にアクセスして手続きする方法、それにPCからMy DoCoMoにログインして手続きする方法の3種類が用意されている。

 ちなみにau/ツーカーでは、窓口に電話するか、EZwebの「auお客様サポート」/「料金・申込み・インフォ」にアクセスして手続きする必要があり、PCからの申込みはできない。ソフトバンクは窓口かYahoo!ケータイの「設定・申込(My SoftBank)」、もしくはPCからMy SoftBankにログインして手続きができる。

 今回は何かいろいろ入力しなくてはいけないかもしれないと思い、PCから手続きを行ってみたが、結論から言うと、MNP予約番号の取得はあっけないほどに簡単だ。auやソフトバンクでも予約手続きを行ってみたが、いずれも手順はほぼ変わらない。

 まずMNPに関する重要事項として、メールアドレスや契約内容が引き継ぎされないこと、移転先でも同一名義人で契約すること、手数料が2100円かかること、手続きに本人確認書類が必要なこと、新たに契約先のキャリアで端末を購入する必要があることなどを確認する。そして、申し込みボタンを押すとすぐに10けたの番号が発行される。混雑のためサイトにアクセスしにくいということもなかった。

 MNP予約番号の有効期限は15日間で、それを過ぎると無効になってしまうため、予約から16日以上経過した場合は再度取得手続きが必要だ。番号と有効期限は、自分で控えておけば特に問題はないが、無料で予約表を郵送してもらうこともできる。

 ただし、ファミリー割引の主回線だったり、複数回線の一括請求を設定している場合は、電話や店頭での手続きが必要になるので注意したい。

Photo MNPに関する注意事項を確認して申し込みボタンを押せばすぐに予約番号が発行される

店頭での手続きは新規契約と同じ

 MNP予約番号を入手したら、あとは移行したいキャリアのショップやそのキャリアの端末を扱っている量販店で新規契約とほぼ同等の手続きを行うだけでいい。今回は東京23区内のとあるauショップで契約した。午前11時頃に店に入ったのだが、筆者がその日4人目のMNP客とのことだった。

 ショップには現在使用している端末、本人確認書類、クレジットカード、印鑑などを持って行った。ただ、電話番号さえ分かれば端末そのものはなくても困らない。また、口座振替を利用する場合は銀行口座が分かるものがあった方がいい。各キャリアが10月23日まで実施していた事前予約を利用して転入の予約を済ませている場合は、契約に必要な書類が先に送られてくるため、それを店頭に持って行けばさらにスムーズに移行手続きが行える。

 なお、新規契約と同じ扱いになるので、在庫さえあれば選べる端末には特に制限はない。料金プランも自由に選べる。家族割引やパケット通信料の定額プラン、各種オプションサービスなどに合わせて加入すると、端末価格が大幅に値引きされるので、契約前に店頭でじっくり話を聞いてみるのがいいだろう。

 関東圏のauショップでは、新規契約時にEZwebと年割+家族割もしくはMY割に加入し、さらにダブル定額ライト、ダブル定額、パケット割、パケット割WINミドル/スーパー、PakcetOneミドルパック/スーパーパックのいずれかに加入すると、端末価格を店頭表示価格から5250円値引きするサービスを行っている。また店舗独自の値引きや、指定割契約による値引き、クレジットカード払いでの契約による値引きなどが加わり、結局端末購入のため支払った金額は、店頭表示価格から1万円近く安くなった。

 店頭ではスタッフと相談しながら料金プランなどを決めたが、すべてに要した時間は30分程度。手数料はすべて後日通話料などと一緒に請求されるため、その場で支払う必要はない。端末の代金だけ払うと、1時間後に再来店すれば準備が完了している旨を告げられた。

 1時間後に店舗に戻ると、電話番号が新しい端末に入っていることを確認した上で受け取り、すべての手続きが完了した。ちなみに今まで使っていた端末は、後で画面を確認したところ「圏外」表示に変わっていた。

 このほか、どのキャリアでも新しい端末を受け取る際に、以前使っていた端末を持っていれば、アドレス帳や写真データなどは新端末に可能な限りコピーしてもらえる。さらにアドレス帳に登録しているメールアドレス宛に、自分の新しいメールアドレスを通知するサービスも提供しているので、積極的に活用したい(一部の販売店では非対応)。このメールアドレス通知サービスは、契約当日だけでなく、以前使っていた端末を後日店舗に持ち込んでも利用できる。

Photo 携帯キャリアは新規契約や機種変更をしたユーザーを対象としたキャンペーンも行っている

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