番号ポータビリティ(MNP)制度の運用が始まって最初の週末を迎えた10月28日、ソフトバンクにMNPでの転入及び転出の申し込みが殺到し、MNP手続きの受付を停止した。翌29日に業務を再開したものの状況は変わらず、12時10分に再度受付業務を全国で停止し、店舗の営業時間終了まで受付は再開されなかった。
この間、新規受付やPDCから3Gへの契約変更については問題なく行えたが、MNP手続きのみが滞っている。場合によっては申し込んだものの当日中に手続きできなかったケースもあったようだ。
携帯電話キャリア各社は、MNP事前予約キャンペーンなどを実施してユーザーの移動傾向などを予測し、手続きがスムーズに行えるよう対策を取ってきたが、ソフトバンクはMNP開始前後に料金体系の変更や「0円」を全面に掲げた各種価格改定を行ったため(10月27日の記事参照)、十分な対策ができなかった模様。
ソフトバンクモバイルでは「現在全力を挙げて対応中であり、受付できる体制が整い次第、各事業者と協議のうえ、受付を再開する」としていたが、その後システム対応を完了し、10月30日は通常通りの業務を再開している。
言いたい放題のソフトバンクにもの申す──ドコモ中村社長
ソフトバンクの新料金プランは、“予想外”に複雑
ソフトバンク、通話とSMSが0円の「ゴールドプラン」と「予想外割」を発表
au、ドコモの経年割引を引き継げます──ソフトバンクがMNP向け料金プラン
「0円大好きのソフトバンク、端末の持ち帰りは全て0円」──孫正義社長
6つの予想外――ソフトバンク孫社長の秘策
10月26日はソフトバンクショップへ――店頭で“予想外”の発表?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.