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» 2008年11月18日 07時00分 UPDATE

写真で解説する「iコンシェル」

ドコモが冬モデルでの導入を予告していたエージェントサービスの詳細が明らかになった。サービス名称は「iコンシェル」。開始当初は4つのサービスを提供する。

[後藤祥子,ITmedia]
Photo ドコモが冬モデルの投入に合わせて提供開始する「iコンシェル」。個人に最適化した情報をプッシュ配信するサービスで、マチキャラの吹き出しという親しみやすい方法で表示する

 よりユーザーの生活に密着した携帯向けサービスを目指し、ドコモが満を持して開始するのが、エージェントサービスの「iコンシェル」だ。

 このサービスは、同社が成長戦略の1つとして掲げる「ケータイのパーソナル化」の一環として提供するもの。これまでの“何かをする”ケータイから“何かをしてくれる”ケータイへと進化させることで、ユーザーに新たな価値を提供するとともに、携帯電話向けコンテンツサービスの活性化を狙う。

 iコンシェルを利用することでユーザーは、あらかじめ登録した生活圏内の各種情報や自分の趣味嗜好に合った情報を、携帯電話を通じて自動で取得できるようになる。例えば、ドコモがiコンシェル向けの自社サービスとして提供する気象情報や鉄道の運行情報、災害情報などでは、ユーザーそれぞれの生活圏内の情報が自動で待受画面上に配信され、利用者はWebにアクセスしたり、複雑な操作を行うことなく、自分のニーズに合った情報を入手できる。

 コンテンツのマッチングは、ユーザー自身によるプロフィール情報の登録と、ユーザーがドコモのサーバに預けた端末内データに基づいて行う。ドコモ側ではエージェントエンジンとストレージサーバを用意し、ユーザー個人に適した情報を最適なタイミングでプッシュ配信する。

sa_dci07.jpgPhoto iコンシェルのサービスイメージと、マッチングの仕組み

メインキャラクターは「ひつじのしつじくん」

 このサービスのメインキャラクターとして登場するのは、イラストレーターの吉井宏氏がデザインした「ひつじのしつじくん」。このキャラクターはiコンシェル対応のマチキャラとして対応端末にプリセットされ、プッシュ配信された情報は、このキャラクターが話しかけているかのように吹き出しで表示される。

 マチキャラは各メーカーの端末に異なるキャラクターがプリセットされるほか、iアバター機能を利用して自作することもできる。

sa_dci01.jpgPhoto iコンシェルのキャラクター、ひつじのしつじくん(左)。サービス紹介コーナーには、リアルひつじのしつじくんが登場した(右)。


4種のサービスを提供、電話帳預かりサービスとの連携も

 サービス開始当初にiコンシェルで提供するのは、インフォメーション、iスケジュール、トルカ、電話帳の4種のサービス。

sa_dci02.jpgsa_dic01.jpgPhoto iコンシェルのサービス概要

sa_dci10.jpgsa_dci11.jpgPhoto 待受画面上のマチキャラを通じて各種情報を配信(左)。詳細はiコンシェルのページで確認できる(中)。iコンシェルページからはスケジューラやトルカにアクセスできる(右)

 インフォメーションは、ドコモが提供する情報や、ユーザー自身が好みに合わせて選んだコンテンツプロバイダの情報を、デスクトップマスコットのマチキャラを通じてプッシュ配信するものだ。

 ドコモが提供するのは「鉄道運行情報」「道路交通情報」「警報/その他気象情報」「台風情報」「地震情報」「イベント情報」「暮らしのガイド」「ドコモのサービスのお知らせ」の8種。それぞれの情報は、利用者の生活エリアに最適化した形でプッシュ配信され、利用料はiコンシェルの月額利用料210円の中に含まれる。

 そのほか、サービス開始当初には56の公式コンテンツを提供する予定で、音楽や旅行、ゲーム、スポーツ、ショッピング、プレイガイド、映画館、レストランなど、幅広いジャンルのコンテンツプロバイダが参画。着うたの配信開始日や映画の公開日、特売情報、アーティストのライブ情報などを自動で取得できる。

Photo ドコモが提供するインフォメーションコンテンツ

 iスケジュールは、端末内のスケジュール帳にスポーツの日程やアーティストの出演予定、雑誌の発売日や特集の内容、映画の公開日などを自動入力するサービス。最初にコンテンツプロバイダからスケジュールデータをダウンロードすると、2回目以降は自動で予定が書き込まれる。サービス開始当初は、72のコンテンツの提供を予定している。

sa_dci13.jpgPhoto iコンシェル対応機には、情報の自動更新に対応する共通のスケジューラがプリセットされる

 iコンシェルサービスとして提供するトルカは、これまで店頭やWebサイトから利用するたびに取得していた携帯向けクーポンを、自動で最新情報に更新するもの。いったんダウンロードしたトルカは、新たな特典やセールが提供されるたびに更新され、ユーザーは常に最新のクーポンを自動で入手できる。

 同サービスの開始に合わせてジャスコやイトーヨーカドー、ハックドラッグなどのショップやスーパーマーケットのトルカが登場し、携帯電話を通じた電子チラシやクーポンの配信を開始する予定。サービス開始当初は、46コンテンツが用意される。

Photo スーパーの特売情報を掲載したトルカが自動で更新される

 電話帳は、端末内の電話帳データをドコモのサーバに預ける「電話帳お預かりサービス」との連携サービスとして提供するもの。ユーザーがサーバに電話帳データを送った際、ドコモが情報を持つショップやレストランが含まれている場合は、その所在地や営業時間を自動で追加する。この情報は、ユーザーが情報を更新した際に端末に反映される。

 なお、インフォメーション、iスケジュール、トルカの公式コンテンツは、iコンシェルの月額利用料210円/月のほかに、別途月額利用料金がかかるものもある。

iコンシェル向けサービスを開発できるのは、公式コンテンツプロバイダのみ

 ユーザーの好みに合ったコンテンツの自動配信を可能にするiコンシェルの各種サービスだが、同サービスをフルに活用したコンテンツを開発できるのは、公式コンテンツプロバイダのみとなる。

 ドコモによると、「インフォメーションと電話帳については公式コンテンツプロバイダのみの対応となる。iスケジュールとトルカは、自動更新に対応しないダウンロードのみのデータについては仕様を開示しているので、一般サイトの運営者でも開発できる」としている。

iコンシェル対応機種
シリーズ名 対応端末
STYLEシリーズ N-02AP-02AP-03A
PRIMEシリーズ F-01AF-03AN-01AP-01ASH-01ASH-03A
SMARTシリーズ N-04AP-04AP-05A
PROシリーズ SH-04A


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