レビュー
» 2009年11月17日 19時28分 UPDATE

写真で解説する「N-02B」

「瞬撮」をうたう高速動作の12.2Mピクセルカメラ、PRIMEシリーズ唯一の上り最大5.7MbpsのHSUPAと無線LANなど、充実のマルチメディア機能を回転2軸型ボディに詰め込んだのが「N-02B」だ。

[坪山博貴,ITmedia]

 NEC製のNTTドコモ端末「N-02B」は、他のプライムシリーズと同様にドコモの最新サービスに対応するハイスペック端末だ。機能的には2009年夏モデルの「N-06A」の後継機であり、アクセスポイントとしても使える無線LAN機能を継承する。NEC製のハイスペック端末で2代続いた、“Tスタイル”ではなく、シャープなデザインの2軸回転型ボディを採用したのは、N905iやN906iからの買換えも意識してのことだという。

photophoto カラーバリエーションは「レーザーホワイト」「サイバーブラック」「フラッシュシルバー」の3種類で、背面はツートンカラー。キートップも同一カラーを採用する
photophotophoto 背面には時刻などを表示する0.8インチ(96×35ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載(写真=左)。右側面(写真=中央)には外部接続端子とmicroSDHC対応のmicroSDスロット、左側面(写真=右)にはシャッターキー、クリアキー、上下キー、キーロックボタンを備える
photophoto 底面はカメラユニット周囲が少し盛り上がる形状。カメラユニットは左寄りのため、デジカメスタイルで右手のみで保持した場合でも、指がレンズに当たりにくい。また、ディスプレイを反転した状態でも違和感のないデザインだ
photo キートップは各ボディカラーと共通だが、キートップの周囲やリング状の方向キーはそれぞれに異なる組み合わせが採用されている。MULTIキーが独立したほか、MENUキーとメールキーの上下関係が従来のNEC製端末と入れ替わった

 「瞬撮」と銘打ったカメラ機能は、約1220万画素CMOSカメラユニットを搭載し、35ミリフィルムカメラ換算で28ミリ相当の広角レンズを組み合わせている。起動が0.8秒、最高解像度(4000×3000ピクセル)での撮影でも最短1.5秒間隔で撮影が可能だ。ディスプレイをタッチすることでピントを合わせる被写体を選択でき、さらに被写体を自動追尾してピントを合わせ続ける「ついてくフォーカス」も搭載している。撮影シーンの自動選択機能など、豊富な撮影機能をN-06Aから継承したほか、超解像技術でデジタルズーム時の画質劣化を抑える機能も新たに搭載している。

スピーディーな連続撮影が可能なN-02B

photophoto タッチパネルを使ったカメラのインタフェースは、指で用意に操作できる大きなボタンのメニューをN-06Aから引き続き採用。約800万画素のN-06Aでは最大解像度が3624×2448ドットだったが、N-02Bはで4000×3000ピクセルになった
photo カメラモードはN-06Aの「マニュアル連射」が「クイックショット」に入れ替わり、「高感度撮影」も追加されて合計9モードになった。クイックショットモードでは、最大解像度でも約1.5秒間隔で撮影が可能となり、撮影した画像は自動で保存される。説明員によれば、保存先がmicroSDでも撮影間隔の速度は維持されるという
photo 多彩なシーンモードも搭載し、シーンに合わせた撮影モードを選択できる。オートモードにしておけば自動選択も可能だ
photophotophoto
photophotophoto カメラ機能の設定は多岐に渡るが、いずれもタッチ操作で手早く設定できる

 メインディスプレイを表にして折りたたむ「タッチスタイル」では、端末スタイルの変更と連動して自動的に起動する機能を設定できる。また、タッチスタイルでメールを閲覧している状態から「コミニュケーションスタイル」(通常の開いた状態)に移行すると、自動で返信モードに切り替わる機能もある。

photophoto タッチスタイルで起動する機能は、「タッチメニュー」「フォトモード」「ワンセグ」の3つから選択が可能。もちろん自動起動しないようにすることもできる。メールの自動返信モードも無効にすることが可能だ

 タッチスタイルでのメニューは、N-06Aの9分割アイコンから6分割に変更されシンプルなデザインになった。iモードでフラッシュメニューをタッチ操作することはできないが、これは本機固有の問題ではない。またN-06Aと同様に、タッチスタイルでは機能によって内容が変化するタッチボタンが画面下部に表示され、スワイプ(進む、戻る)やピンチ(拡大、縮小)といったタッチ操作と合わせて、タッチスタイルでの操作をサポートする。

photophotophoto タッチスタイル用のメニューはタッチ操作で利用できる機能に限定されている。N-06Aより項目数は減っているが、その分ボタンは大きくなった。メールは閲覧(受信BOX)と問い合わせ(圏外などで未受信メールの受信)のみだが、閲覧中にコミニュケーションスタイルに移行することで返信画面に切り替えることもできる。
photophotophoto タッチスタイルでは画面下部にタッチボタンが表示される。左から2つ目のボタンで「戻る」「進む」、「拡大」「縮小」といった機能を切り替えることが可能なほか、実行中に機能に合わせた機能をパレットから実行できる
photo 無線LAN関係のメニュー。アクセスポイントとの接続はWPSにも対応。802.1x認証にも対応するので、ドコモの公衆無線LANサービス(Mzone)ではN-06Aと同様に自動ログインも可能なはずだ。また、説明員によれば無線LAN機能はN-06Aから変更が無いということなので、アクセスポイントとして動作する場合のクライアントの接続台数は1台のみのままと思われる

 PROシリーズ以外では唯一となる無線LAN機能は、N-06Aと基本的に同等で、802.11b/gに対応。自宅、オフィス、公衆無線LANなどのアクセスポイントに接続してフルブラウザやライフストレージ機能が利用できるほか、「ホームU」を契約すればiモードや通話(ドコモのサービスするIP電話)も無線LAN経由で行えるほか、特に制限が設けられていなければひかり電話の子機としても利用できるはずだ。またFOMA回線を利用する無線アクセスポイント機能も継承されており、受信最大128Kbpsの制限を設けた「パケホーダイ・ダブル」契約であれば、パケット料金の上限を月額5980円に抑えることも可能になるので(12月1日より)、無線アクセスポイント機能の存在意義はより大きくなったと言える。


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.