サーファーからANAの整備士まで使う、海水も落下も平気なiPadケースワイヤレスジャパン2013

» 2013年05月30日 22時25分 公開
[村上万純,ITmedia]

 ワイヤレスジャパン2013でのFOXのcaseplayブースは、スマホをしっかりと保護するスマホケースを主に扱うLIFEPROOFブランドを中心に展示していた。

photophoto caseplayブースの大半はLIFEPROOFの展示スペースだった

 iPhone5/iPhone4/iPhone4、iPad/iPad2/iPad3/iPad4向けのnuudシリーズ(ただし、iPhone5対応は7月発売予定)は、その防水・防塵・耐衝撃性から、ANAの整備部門が2013年4月から正式に導入している。担当者は「キャタピラージャパンや鹿島建設など、落下や汚れ、水によってスマホの安全が保証できない製造業や建設業でニーズが高い」と説明する。「スマートフォンは元々衝撃から保護できるように設計していない。国内での認知度はまだ低いが、学校や医療現場など実用的なシーンはまだまだある」という。

photo 2013年4月から、iPad nuudを正式導入したANA(画像はLIFEPROOFサイトのもの)

 今回展示されていたのは、「nuud Case&Cover/Stand for iPad Gen 2/3/4」。黒と白の2色で、価格は1万4980円。カバーにはスタンドが付いている。

photophoto 「nuud Case&Cover/Stand for iPad Gen 2/3/4」にiPadを入れて水に沈めた。水の中ではタッチパネルのセンサーは反応しないが、水滴を拭けばすぐに使える(写真=左)。大柄な作りだが、ケース自体は見た目ほど重さを感じない(写真=左)

 ケースだけでも十分な耐久性を持つが、がっちりとはめるタイプのカバーでディスプレイ画面もしっかり保護する。めったにスマホ本体を壊すことがないLIFEPROOFの製品だが、「まれにディスプレイ部分を段差の角などにピンポイントでぶつけるユーザーもいる」と担当者は説明する。nuud Case&Cover/Stand for iPad Gen 2/3/4を装着すれば、ディスプレイも含めてiPadは完全に保護できるはずだ。

photo ディスプレイにカバーをするとiPadは完全に保護できる。水に沈めても固い路面に落下させても端末は壊れない

 nuudがfreシリーズと異なるのは、ディスプレイの保護フィルムの有無だ。フィルムを外したことで、タッチ操作時の自然な手触りを実現した。フィルムがあっても操作性は大きく変わらない印象を受けたが、「フィルムを外すことは、ユーザーからの要望が高かった」と担当者は説明する。

 用途に合わせたアクセサリー類が充実しているのも、LIFEPROOFの製品の魅力だ。「HAND STRAP+SHOULDER STRAP For LifeProof nuudハンド ショルダーストラップ」は、持ち運びやすい機能性が特徴。カラーは黒のみで、価格は3600円。滑りにくく頑丈なゴムステッチのショルダーストラップは、iPadを肩に掛けて持ち運べる。また、ワイド型のハンドストラップに手をはめれば、片手でiPadを持てる。

 鮮やかなオレンジ色が目を引く「LifeProof LifeJacket for nuud iPad CASE」は、水に浮く。価格は6300円。ボタンやスピーカー、マイクなども水中の中で使うことができる。

photo 「LifeProof LifeJacket for nuud iPad CASE」は水に浮く。文字通り、救命胴衣のような存在だ

 「LifeProof iPhone5 Armband / Swimband」は、iPhone5用アームバンドだ。色は黒のみで、価格は5250円。担当者によると、「防水なので、腕に装着しながらサーフィンができる。また、専用イヤフォンがあれば同時に音楽を聴くこともできる」という。「LifeProofは海水にも対応しているため、釣りをするお客さまにもオススメ」と続けた。

photo 肩に掛けられたLifeProof LifeJacketと、「LifeProof iPhone5 Armband / Swimband」

 LIFEPROOFは、サービス面からも安全性を保証する。LIFEPROOF JAPANは、購入から360日以内にユーザーの端末に不具合が起きた際に端末の修理費を負担し、ケースの交換をする「360日間保証サービス」と、ケース自体の不具合が起きた場合に定価の50%引きでケースを購入できる「360日間50%OFF交換サービス」を提供している。FOXの担当者は、「お客さまへの安心・安全を保証するため、サービスについてはとことん話し合った。製品への不安は感じさせたくなかった」と説明する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年