9月19日は“苗字の日”。日本では明治時代になるまで、公的に名字を使えるのは公家や武士などの特権階級と、一部の有力庶民などに限られていた。1870年9月19日に一般の平民も名字を持つことが許されたため、苗字の日となった。今では当たり前のようにある名字も、その由来には長い歴史がある。そんな名字の由来を簡単に調べられるアプリが、「名字由来net」だ。ゲーム要素はないが、さまざまな名字を調べたり、家系図を作るなどの機能がある。
専門家がアドバイザーとして監修している同アプリは、日本にある名字の98%をカバーしているという。調べたい名字を入力して検索すると、その由来と、人数順に並べられた名字ランキングや全国人数などが表示される。
検索した名字を持つ人が各都道府県に何人いるか、名字別の有名人なども調べることが可能だ。有名人や友達の名字を調べることで、実は昔どこかでつながりがあったりという発見があるかもしれない。メールアドレスや年齢、性別、職業などの情報を入力して登録する無料会員(もしくはプレミアム会員)になると、別の関連アプリを使って家系図も作れる。プレミアム会員は月額170円の有料制だが、名字の解説を編集できるようになるなど特典がある。
自分の先祖や遠縁を知りたいと思う歴史好きの人にオススメのこのアプリ。ただ、名字の由来は諸説あるため、これまで自身で調べたり、家族に伝わる由来と異なる、ということもあるだろう。あくまで参考としてほしい。また、「八百城」「一番合戦」「勘解由小路」など、一風変わった名字の読みや由来も調べられる。気になる名字があるときに使ってみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.