サムスン電子韓国本社は、9月25日にソウルで「GALAXY Note 3 + Gear World Tour 2013 SEOUL」を行った。このイベントは、10月にベルリンでIFAの開催前日に行ったイベントで発表した「GALAXY Note 3」と、腕時計型デバイスの「GALAXY Gear」を韓国の関係者向けにアピールするのが目的だ。ただし、それに加えて日本などの東アジアの関係者もイベントに参加していた。
最初に登場したサムスン電子韓国本社 無線事業部 戦略マーケティング室長のイ・ドンジュ氏は、最初のGALAXY Noteが登場したとき、業界関係者やユーザーは「大きすぎるスマートフォン」と低く評価していたが、いまや、競合するスマートフォンメーカーの多くが、5インチ以上6インチクラスのディスプレイを搭載したモデルを出すようになったと、サムスン電子の先進性とGAPAXY Noteシリーズの“正しさ”を訴えた。
イ氏は、今回登場するGALAXY Note 3が、これまでのGALAXY Note、GALAXY Note 2をすべての部分で進化したと語り、厚さ8.3ミリで重さ172グラムのボディに容量3200mAhのバッテリーを搭載し、プロセッサーはクアッドコアで動作クロックが2.3GHzと、従来のモデルを上回ることを紹介した。
さらに、背面パネルで革のような質感を再現するだけでなく、周囲に手縫いの感じをだすためにステッチを模したモールドも施すなど、スペックの進化以上にGALAXY Note 3で重要になるデザインの変化にも言及している。機能面でも、GALAXY Noteシリーズの重要なコンセプトとなる「S PEN」で新しいユーザーインタフェースとして導入した「AIR COMMAND」や、大画面ディスプレイの活用の幅を広げるマルチウインドウ環境、そして、標準で「Samsung Knox」を導入してセキュリティ機能を強化したことや通信機能でCategory 4のLTEに対応したことなどを改めてアピールした。
サムスン電子韓国本社 韓国マーケティング次長のキム・チャンジュン氏は、GALAXY Note 3の具体的な特徴を紹介した。キム氏は、GALAXY Note 3で取り入れた新しいデザインの方向性に触れ、背面に施した革表紙のようなモールドと、ジェットブラック、クラシックホワイト、そして、ブラッシュピンクとそろえたカラーバリエーションをアピールする。
ハードウェアの進化では、クアッドコア2.3GHzのモバイルプロセッサーにAdvanced LTE対応、そして、容量3GバイトのRAMと高い性能と機能を有していることを取り上げたほか、有効1300万画素のメインカメラと有効200万画素のインカメラを搭載して1080P60fpsの動画撮影やHIGH CRI LEDにおyるフォトライトや自動手ブレ防止機能によって暗いシーンの撮影が可能なことを紹介した。また、容量3200mAhのバッテリーの搭載によって、バッテリー駆動時間が1080P動画連続再生がGALAXY Note IIの約9時間から13時間に、720P動画連続再生ではGALAXY Note IIの約11時間から約15時間にそれぞれ延びたことを示している。
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