Mozillaは2月23日(現地時間)、スペインのバルセロナで24日から開催されるMobile World Congress(MWC)の会場で、モバイルプラットフォーム「Firefox OS」について発表した。
Firefox OSは、Mozillaが2012年7月に発表したWeb標準技術のHTML5をベースにしたオープンなモバイルOS。現在、中国ZTEやALCATEL ONETOUCH(旧Alcatel Mobile Phones)、中国Huawei、韓国LG Electronicsなどが主に新興国市場(15地域)に向けて搭載端末を販売している。
Mozillaは同日、ZTEの新端末「Open C」と「Open II」、ALCATELの「Fire C」をはじめとするFireシリーズのスマートフォンとタブレットを紹介した。いずれも米QualcommのデュアルコアSnapdragonプロセッサを採用し、画面の解像度も旧モデルよりも高くなっている。
Mozillaはまた、中国のファブレスメーカーSpreadtrumとの提携によるFirefox OS向けチップセット「SC6821」を発表した。MWCの会場で、このチップセットを採用した25ドルのスマートフォンのリファレンスデザインを披露する。
Mozillaは今後のアップデートで、LTEのサポートやデュアルSIMへの対応、ホーム画面のカスタマイズなどの新機能を追加していくという。
| 機種名 | Fire C |
|---|---|
| OS | Fire OS |
| ディスプレイ | 3.5インチTFT(320×480、165ppi) |
| CPU | Qualcomm Snapdragon(1.2GHzデュアルコア) |
| RAM | 512Mバイト |
| ストレージ | 4Gバイト |
| 外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) |
| メインカメラ | 300万画素 |
| インカメラ | なし |
| サイズ | 112.2×62×11.95ミリ |
| 重さ | 100グラム |
| バッテリー容量 | 1300mAh |
| ネットワーク | GSM/UMTS/HSDPA+ |
Mozilla、「Firefox Launcher for Android」を発表
Firefox OS搭載端末は「来年度に発売」 KDDI田中社長
Mozilla、KDDIやソニーモバイルらと「Firefox OS」の標準化審査会を立ち上げCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.