au WALLETとauスマパスの連携でお得度アップ “WOW to WOW”で経済圏を拡大通信料の割引も

» 2014年08月28日 23時13分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 KDDIは8月28日、「au WALLET」の500万会員突破と「auスマートパス」とのサービス拡充・連携強化を発表した。au WALLET対象店向けのクーポンをauスマートパスで配信するなど、ネットとリアルを結び付けるO2O戦略を強化。au独自の“経済圏”拡大を加速させる。

photo 「au WALLET」と「auスマートパス」の連携強化を発表するKDDIの高橋専務

 au WALLETは世界約3810万のMasterCard加盟店で利用でき、ポイントがたまるauユーザー向けの決済サービス。通常よりもポイント付与の料率を高めに設定した特約店の「ポイントアップ店」もあり、今回のサービス強化に合わせてイトーヨーカドーや和食麺処 サガミ、フライングガーデンなどが追加され、全21社約2万2000店舗に広がった。

 auスマートパスは、アプリ取り放題などコンテンツの定額利用に加え、会員向けのクーポンを配信する会員限定の特典・優待サービス。今後はマツモトキヨシ、牛角、BIGECHO、TOHO CINEMASといったau WALLETのポイントアップ店向けのクーポンを増やし、加盟店への来店を促進させる。連携強化によって、ポイントアップ店では商品の10%オフや500円引きといったクーポンの利用に加え、au WALLETで支払うことで通常の3倍のWALLETポイントがたまるようになる。さらに一休.comやreluxなどの宿泊予約サイトでは、1000円以上の割引特典に加えて、通常の10倍のポイントを付与する。

photo サービスの連携でポイントがたまりやすく

 ポイントがたまりやすくなるのに合わせて、ポイントで通信料金を充当できる仕組みも提供。8月13日より、データチャージオプションの加入者ならWALLETポイントまたはauポイントでデータ容量の追加購入が可能となったほか(1ポイント1円)、auの月額利用料金をWALLETポイント3000点で500円から割り引くサービスを8月27日から開始。家族契約をしているグループ間でWALLETポイントを贈れるサービスも用意した。

photophoto WALLETポイントをauの通信サービスの割引に使うことも可能に

 また安心サービスの拡充として、auスマートパス会員向けのデータお預かりサービス(クラウドストレージ)を合計50Gバイトまで増量し、非会員にも1Gバイトを無料で提供する。そして、盗難・紛失によってau WALLETカードが第三者に不正使用された場合に備えて、最大10万円分を保証する「au WALLET カード盗難紛失補償」も開始する。

 KDDIの高橋誠専務は、「au WALLETはちょうど昨日(8月27日)、500万人会員を突破した。コンビニでの利用も浸透し、リピート率は80%を超える。金額は言えないが、毎月たくさんの額を使って頂いている」とau WALLETの順調ぶりをアピールした。コンビニエンスストアなどの店頭では少額決済がメインだが、ネット通販などではもう少し高額な決済にも使われているという。

photo au WALLETのリピート率は8割を超えるという

 そのau WALLETが利用できる店舗数について、「サービス比較などを見ていると、ポイントアップ店のみをカウントしている場合がある。au WALLETが利用できるのは全世界3810万店舗で、ポイントも付く。その中の2万2000店がポイントアップ店で、さらにお得にポイントをためられるお店だ」(高橋氏)と強調。ためたWALLETポイントの使い道として通信サービス料金に充当できるようにしたほか、家族間でプレゼントする仕組みを用意したことを挙げ、「よりポイントをやめやすくするのと同時に、“出口”も増やした。これからは商品との交換だけでなく、通信にも使える」(高橋氏)と説明した。

 サービスの連携強化を目的に、関連アプリのバージョンアップも行う。これまでタイムライン方式で情報を提供していた「auスマートパス」アプリは、タブで切り替えるポータルサイト風に変更。サイドメニューから「au WALLET」アプリを呼び出す項目も備え、またau WALLETアプリにもauスマートパスアプリや「ビデオパス」アプリなどへの導線を設ける。

photo 関連アプリ同士で導線を設ける

 またO2O施策の一環として、iBeaconの利用も促進する。出資先のソーシャルECサービス「Origami」と連携した取り組みでは、大型商業施設にauスマートパス会員を招待し、実際に来場したユーザーをiBeaconで認識してWALLETポイントをプレゼント。同じく出資先である「ぴあ」が会員向けに優先販売するライブ・イベントでは、iBeaconを使って会場内でポスター画像や無料のドリンクの提供を行う。

photo サービス連携を強化し、O2O(WOW to WOW)施策を加速

 高橋氏はau IDの会員数が2000万人を突破したことも紹介し、1100万会員を誇るauスマートパスとau WALLETを連携させたO2O戦略の重要性も説いた。

 「これまでauスマートパスはアプリの取り放題など、ネット上での取り組みが主だった。OTT(Over The Top)プレイヤーの増加に合わせて確信的なネットサービスを生み出そうとしているが、ネットだけでは満足度が上がらず、“もっとリアルを重視すべき”という声も出てきた。ネットとリアルの連携を020と呼ぶのはありきたりなので、auらしく『WOW to WOW』と呼びたい。今後はWOW to WOWでauの経済圏を回していきたい」(高橋氏)

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