韓国Samsung Electronicsは1月22日、ウェアラブル端末で測定した脳波をモバイルアプリで解析することで脳卒中を予測するヘルスケアシステム「EDSAP(Early Detection Sensor & Algorithm Package)」を発表した。
これは、Samsungが2年前に立ち上げた研究所Creativity Labの研究者が開発したもので、頭部に装着するセンサー付きのヘッドギア端末と、端末が収集した脳波データを無線で受信してアルゴリズムで解析するモバイルアプリで構成される。
EDSAPでの検査は現在医療機関で使われている装置より15分程度短時間で済み、アプリでの解析結果は約60秒で出るという。継続的に脳波を検査することで、ストレスや不安神経症など神経性の病気のデータも収集できるとしている。
プロトタイプはヘッドギア型だが、将来的にはもっとコンパクトな、メガネ型やヘアピン型に改良していく計画という。
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