SIMフリースマホは販売される機種が増えると共に、購入先も専門ショップだけでなく、Web上のECサイトをはじめ、MVNO会社の直販や家電量販店など、広がりをみせています。私たち消費者にとっても、複数の端末・購入先を比較検討して購入できるようになったのは嬉しい限りですね。
しかし、端末の種類や購入先の選択肢が広がった反面、何をポイントにして選び、どこから購入したら良いかというのが分からなくなってきているのも実情。そこで今回は、端末の購入時のポイントなどをまとめてみました。では早速紹介していきましょう!
日本国内では今や当たり前となったLTEの高速通信。SIMフリー端末を選ぶ際にはLTEの周波数帯に対応しているかが1つのポイントとなってきます。機種によって使用できる周波数帯が異なり、また、各国の通信キャリアによっても周波数帯が違います。
国内キャリアで使うためには2100MHz帯(Band1)に対応しているスマホを選べばほぼ安心。ただ、大人気の「Nexus 5」のようにいくらSIMフリーでもau回線でほとんど使えないといった機種もあり、注意が必要です。
また、せっかくSIMフリーなのだから世界で使える方がいいでしょう。すなわち、対応する周波数帯が多い機種は利用価値が高いと言えます。
もう1つ重要なポイントとしては、日本国内で使えるスマホはいわゆる技適マーク(技術基準適合証明)が確認できるものに限られます。
技適マークのない端末は日本での使用が認められておらず、使用した場合には電波法違反になる恐れがあります。
技適を通過しているスマホであれば、設定画面から確認したり、カバー内のバッテリー部分などにプリントされていたりしています。購入前にこうした部分をチェックしてみるのも良いのではないでしょうか。
そのほか、SIMフリースマホは国際モデルであることが多く、ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイといった日本独自の機能は一部機種を除き、ほとんどで使えないと思った方がいいです。
ちなみに、やや高価なモデルにはなりますが、国内メーカー製造のSIMフリースマホは上記機能が搭載されています。数こそ少ないですが、SIMフリースマホという言葉と存在が当たり前となってきているので、今後発売される種類も増えてくるのではないかと期待しています。
最後に、上記の点からオススメのSIMフリースマホを挙げておきます(Apple Storeでの販売が中止となったSIMフリー版iPhone 6/6 Plusは除外しました)。
機種名 | Zenfone 5 |
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ディスプレイ | 5インチ(1280 × 720ドット) |
RAM | 2GB |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon 400 1.2GHz Quad-Core |
ネットワーク | LTE:800(Band19)/900(Band8)/1700(Band3)/ 2100 (Band1)/2600MHz(Band7) WCDMA:800(Band19)/2100MHz(Band1) GSM:900/1800/1900 |
OS | Android 4.4.2 |
機種名 | freetel XM |
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ディスプレイ | 5インチ(1280 × 720ドット) |
RAM | 1GB |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon 400 1.2GHz Quad-Core |
ネットワーク | LTE:800(Band19)/1700(Band3)/2100MHz(Band1) WCDMA:800(Band19)/2100MHz(Band1) GSM:900/1800/1900 |
OS | Android 4.4 |
どちらもコストパフォーマンスの高いSIMフリースマホ。値段以上の満足感があるモデルとなっています。初めてのSIMフリースマホとしてだけでなく、スマホデビューにも最適な機種ですので、一度手にとってみて確かめてみて下さい。
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