auのEメール障害、最大1000万人に影響した可能性

» 2015年08月07日 20時03分 公開
[平賀洋一ITmedia]

 KDDIの田中孝司社長は8月7日、決算会見の冒頭で先日発生したEメール(@ezweb.ne.jp)の通信障害について経緯を説明し、「多数のお客様にご迷惑・ご心配をおかけした。おわび申し上げます」と謝罪した。

photo 決算会見の冒頭でメール障害の経緯を説明するKDDIの田中社長

 障害は7月12日18時26分に発生したもので、メール設備がある栃木県小山市の同社拠点で火災報知機が作動し、一部設備で障害が起きた。なお、火災などは発生していないという。

 障害を起こした設備は翌13日16時に回復したが、今度は過去メールが見られない状態に陥った。これはメールを保存している記憶装置にエラーブロックが残っていたためで、その修復に時間がかかり、「サービスの平常化」が発表されたのは障害発生から3週間以上たった8月3日になってからだった。

photo 8月3日にサービスが平常化

 その間KDDIでは、メールが利用しにくい状況が続く場合、端末を再起動することで、状況が改善される場合があると案内していた。

 また当初796万人としていた最大影響数についても、復旧作業の長期化により「最大で1000万人規模になった可能性がある」(田中社長)と訂正。再発防止策については、「対策なども含め細かいところを詰めている最中。もう少しお時間を頂ければと思う」と回答した。

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