インタビュー
» 2015年11月19日 06時00分 公開

ネット時代の恋愛事情(前編):「Twitterが結んだ縁」 “ツイ婚”カップルが誕生するまで (2/2)

[西山武志,ITmedia]
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ホントはあなたも知ってたはず……

―― 相互フォローの状態になってからは、どんなやり取りをしていたのでしょうか。

photo ひげちゃんさん

ひげちゃん 最初はお互い見ているだけだったのですが、フォローしてから1カ月ほどたって、僕が彼女にエアリプ(@を付けずに、特定の誰かに向けてするツイート)をしたんです。「未衣子って一体何者なんだ?」みたいな感じで。彼女はTwitterでは女王様キャラなんですが、僕のそのツイートにも上から目線の高圧的なリプライを飛ばしてきました(笑)。そういうエアリプをする時点で、気になってたんでしょうね。

未衣子 このやり取りがきっかけになって、その後は頻繁にTwitter上で会話をする仲になったんです。彼はいつも下ネタばかり言ってるのに、リプライはめちゃくちゃ真面目で。普段の下ネタと真面目さのギャップに、少しずつひかれていきました。あと、たまに「みんなひとりぼっちだ」みたいな寂しそうなツイートをしていて、共感もしたし、そういうところもちょっといいなって。

ひげちゃん 僕も、彼女とやり取りをするようになってから「自分と感覚が似ている人なのかも」と感じ、徐々に興味を持っていきました。「Twitter上で女王様キャラを演じているのもいろいろ理由があるんだな」というのも理解できて。そこからなぜか、なんとかしてそのキャラを覆したいと思うようになり、ことあるごとに彼女にリプライを飛ばしていました。今思えば、完全に好きな子にちょっかいを出す小学生と同じですよね。

―― この時点では、まだ相手の顔も名前も分からない状態ですよね。

未衣子 やり取りをする上ではそこまで気になりませんでした。むしろ、顔見知りじゃなかったからこそ、思っていたことを素直に言い合えていたような気がします。お互いの印象をリプライで言い合うこともありましたが、多分リアルで先に知り合っていたら、そんなやり取りもできなかったかなと思います。

ひげちゃん Twitterはその匿名性のため、他のSNSよりも人の本性がにじみ出るメディアだと思っています。そういう意味で、外見、社会的地位、家柄などではなく、純粋に内面からつながれる良さがあります。こちらも相手の内面にひかれていて、向こうもこちらの内面を受け入れてくれている……心からそう感じていたので、僕はリアルの知人と同じかそれ以上に、会う前から彼女のことを信頼していました。そして、「会ってみたい」という気持ちも、日に日に膨らんでいました。

ポイント3

エアリプをきっかけに、頻繁にリプライする仲へ。Twitterならではのペースで距離を縮めていく2人。



 お互い見ず知らずの相手だったにもかかわらず、とあるツイートをきっかけに顔も名前も分からないままひかれあっていく未衣子さんとひげちゃんさん。2人は今の距離感からどのようにリアルで出会うまでになったのか。初デートから同棲(どうせい)、婚約に至るまでのラストスパートの続きは後編で。

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