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» 2016年11月08日 00時00分 UPDATE

写真やデータでいっぱいのクラウドストレージ、どうすればいい?(Dropbox編)

クラウド(オンライン)ストレージは、思っているよりもあっという間に容量がいっぱいになりがちです。今回は、「Dropbox」の容量を手っ取り早く容量を回復する方法を筆者なりに考えてみました。

[井上翔,ITmedia]

 皆さんは、写真をはじめとするファイルをインターネット上に保存できる「クラウド(オンライン)ストレージ」を使っていますか?

 クラウドストレージ用のアプリをスマートフォンやタブレットにインストールして設定をすると、無線LAN(Wi-Fi)やLTE/3G通信を介して写真を自動アップロードしてくれます。特に複数台のスマホ・タブレットを使っている場合、1つのフォルダに写真を手間なくひとまとめにしてくれるので非常に楽です。

 しかし、“楽”であるがゆえに、標準で与えられる容量ではストレージがあっという間に写真でいっぱいになってしまう可能性があります。そんなとき、私たちはどのような対策を取ることができるのでしょうか。

 これから、サービス別に数回に分けて筆者なりに考えてみた方法をご紹介していきます。今回は「Dropbox」で取れる対策を見ていきましょう。

(この記事では、スマホ・タブレットがAndroidまたiOSを搭載していることを前提にしています)

容量いっぱいになりそうな筆者のDropbox 容量いっぱいになりそうな筆者のDropbox

対策その1:「Dropbox Pro」を契約してストレージを拡張する(有料)

 一番手っ取り早い方法は、Dropboxの有料サービス「Dropbox Pro」を使うことです。

 Dropbox Proを契約すると通常2GBのストレージ容量が500倍の1TB(1000GB)になるほか、主に以下のようなサービスが利用できます。

  • データの遠隔削除機能
  • リンク(URL)でシェアしたファイルのパスワード保護(パスワードを知らないとファイルをダウンロードできなくなる)
  • メールによるサポート

 料金は「年払い」と「月払い」から選択できます。標準価格は、年払いが1万2960円(税込、以下同)、月払いが1296円です。

 支払方法は、以下のいずれかを選択可能です。

  • Visa/MasterCard/JCB/AMEXブランドのクレジットカードまたはデビットカード
  • PayPal
  • Google Play決済(Androidアプリ経由、月払いのみ可能)
  • App Store決済(iOSアプリ経由)

 なお、Google PlayまたはApp Storeで決済すると、標準価格よりも少し安くなります。可能な限り、Androidスマホ・タブレットやiOS端末(iPhone/iPad/iPod touch)経由で支払い手続きをするとおトクです。

Dropbox ProをGoogle PlayでDropbox ProをiOS版で Android版アプリ経由でGoogle Play決済すると月額1000円になる(写真=左)。一方、iOS版アプリ経由でApp Store決済をすると月額1200円・年額1万1800円となる(写真=右)。いずれのストア決済も、標準価格より“おトク”だ

対策その2:無料でストレージを拡張する

 「ストレージは足りないけれど、毎月(毎年)お金を払うのは……」という人には、無料でストレージを増やせるプロモーションやキャンペーンに乗っかる手があります。

 Dropboxの場合、一部メーカーのAndroidスマホ・タブレットやWindows PCにおいてストレージを期間を区切って無料で拡大(プレゼント)するプロモーションを実施しています。対象端末にあらかじめインストールされているDropboxアプリ経由でログイン(または新規登録)するだけでOKです。具体的な対象メーカー・端末は、DropboxのWebサイトから確認できます。

 ただし、「プロモーションの適用は対象端末1台につき1回まで」というふうに、適用においては一定の条件(制限)があります。詳細な条件は先述のWebサイトからも確認できます。

 プロモーションとは別に、一定のミッション(作業)をこなすことで恒久的な追加ストレージをもらうこともできます。主なミッションは、以下の通りです。

  • 初期ステップのうち、5つをこなす(250MB)
  • 友達にDropboxを紹介してインストールしてもらう(500MB/人、最大16GBまで)
  • 「Dropboxが好きな理由」を書き込む(125MB)

 ミッションをこなしてもらえる容量には上限があることには注意しましょう。

Dropboxのミッション Dropboxでは、初期ミッションのうち5つをこなすと無期限で250MBのストレージ拡張を得られる

対策その3:データを手元にバックアップ→クラウドストレージから削除

 これらの手を尽くしても「まだまだ容量が足りない」という場合、データを手元のPC・スマホ・タブレットのストレージにバックアップした上でDropboxから削除してしまうという手段も有効です。

 いずれの方法もファイルのコピー・移動に伴って通信が発生します。自宅の固定インターネット回線につながった状態で実行することをお勧めします。

Windows PC・Macを使う方法(お勧め)

 Windows PCまたはMacが手元にある場合、Dropboxのクライアントソフトをインストールして、PC・Macの適当なストレージ・フォルダにコピーする、という方法がお勧めです。

 後述するスマホ・タブレットを使う方法と異なり、大量のファイルのコピー・移動もドラッグアンドドロップするだけでできて楽です。

DropboxのデータをPCのローカルフォルダに移動しようとする図 Windows PCやMacにクライアントソフトをインストールして同期後、そのデータをPC・Macのストレージ・フォルダに移動(またはコピー→削除)すれば、容量を一気に空けられる

Androidスマホ・タブレットを使う方法

 Dropboxのアプリには、クラウドストレージ上のファイルをスマホ・タブレットに保存する機能があります。ただし、スマホ・タブレットのOSによって対応状況が異なります。

 Android版アプリでは、ファイル形式の制約なく内蔵ストレージにデータを保存できます。バックアップしたいファイルをアプリで選択した後、「デバイスに保存」をタップして適当なフォルダに保存しましょう。

 内蔵ストレージに保存した後は、以下の方法でさらに別のストレージにデータをコピー・移動できます。

  • 「MTPデバイス」としてUSB接続(Windows PC/Macがある場合)
  • スマホ・タブレットにmicroSDやUSBメモリを接続

 MacでUSB接続する場合は、別途「Android File Transfer」というソフトをインストールしておく必要があります。

 microSDやUSBメモリを接続する場合は、スマホ・タブレットがこれらに対応しているかどうか確認しましょう。通常、少なくともどちらかには対応しているはずですが、USBメモリを使う場合は、変換アダプターが別途必要な場合があります。

Android端末なら制約なく内蔵ストレージに保存可能 Androidスマホ・タブレットでは、「デバイスに保存」を選べば、ファイル形式を問わず内蔵ストレージにデータを保存(バックアップ)できる

iOSデバイスを使う場合

 一方、iPhone/iPad/iPod touchについては、OSの制約から何でも自由にバックアップできるわけではありません。

 写真については、端末内の「アルバム」に保存できます。バックアップしたい写真を表示して「エクスポート」を行い、選択肢で「画像を保存」を選ぶだけでOKです。

 アルバムに保存した後、USB接続したWindows PC/Macと写真をコピー・移動できます。Windows PCではカメラデバイスとして認識され、エクスプローラーなどでファイル操作できます。Macでは「写真」アプリを使ってデータを取り込めます。

写真(画像)は1枚単位で「エクスポート」できるその他のファイルには制約あり iOS版Dropboxアプリでは、1枚単位で写真をエクスポートし(写真=左)、連携選択肢で「端末に保存」を選択すれば端末内のアルバムに画像が保存される(写真=右)

 一方、写真以外のファイルは、Dropboxと連携できるアプリ用のデータとして保存はできますが、端末の外部に書き出すことは困難です

 ただし、市販のLightning対応外部ストレージがあれば、写真を含めたさまざまなファイルを外部にコピー・移動できる可能性があります。この方法については、今後の「写真やデータでいっぱいのクラウドストレージ、どうすればいい?」の中でご紹介する予定です。

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