ランチタイム同様に、夕方はネットワークが混雑しやすい。ドコモ編では全体的に速度が持ち直してきたが、au系サービスについては若干持ち直したものと、やや速度が落ちたものに分かれた。
au系サービスの下り平均速度は、50.52Mbpsを記録したUQ mobileが午前・午後に続き1位となった。昼間よりもやや速度は落ちているが、立派すぎる速度だ。2位も午前・午後と同じくau純正のLTE NETで、速度がやや落ちたものの、22.77Mbpsで十分な速度だ。3位のIIJmioは、下り平均19.55Mbpsとランチタイムからだいぶ持ち直している。
一方、mineoはランチタイムよりも数値は改善したものの、下り平均0.84Mbpsと振わない。mineoは、混雑時間帯は苦手なままのようだ。
Y!mobileは下り平均40.11Mbpsで、若干速度が上がった。上り平均速度は下りとほぼ同じ速度でストレスを感じない。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 18:00 | 50.52 | 6.53 |
mineo | 18:04 | 0.84 | 2.74 |
IIJmio | 18:04 | 19.55 | 3.42 |
au(LTE NET) | 18:00 | 22.77 | 5.02 |
Y!mobile | 18:07 | 40.11 | 41.31 |
前月の測定では、7月までの測定と比べ速度が大きく落ちていた。しかし、今回の測定では速度が持ち直し、特にUQ mobileの下り平均速度が最速80Mbpsを超えて絶好調となっている。
au純正のLTE NETは2位に甘んじたものの、常に速度が安定して出ている。新規参入となったIIJmioは、派手さはないものの、ランチタイムでも下り平均5Mbps以上を記録しており、手堅い成果を出している。この結果は、ユーザー数が少ない今だけなのか? 今後の速度の推移に注目だ。
一方で、mineoは辛い結果が続いている。KDDIグループと比較して速度において負けるのは仕方ない……と、思っていたが、今回新たに加わったIIJmioが健闘している所を見ると、もうひと頑張りを期待したい。
Y!mobileは、非常に安定して速く、速度もなかなか落ちない。そういう観点ではお勧めの通信サービスといえる。上りの速度も良好なので、アップロードの多い画像共有サービスやクラウドストレージサービスも快適に使えるだろう。
11月のau系MVNO&ワイモバイルの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
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