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» 2016年12月21日 22時00分 UPDATE

通信速度定点観測:「UQ mobile」が下り平均80Mbps超え! 「IIJmio」のau回線版が登場――「格安SIM」5サービスの実効速度を比較(au回線・Y!mobile 11月編) (1/2)

格安SIMを選ぶうえで料金と並んで重要な「通信速度」。2015年7月から続けている本企画では主要な格安SIMサービスの通信速度を月に1回、横並びで比較する。今回は2016年11月のau回線を使ったサービスとY!mobileの測定結果を紹介しよう。

[小林誠,ITmedia]

 MVNOが提供している「格安SIM」を選ぶうえで、料金はもちろんだが、「通信速度」も重要な決め手になる。料金は各社のWebサイトやカタログに表示されていて比較しやすいが、通信速度は各社一律「下り最大150Mbps」「下り最大225Mbps」などと表記されており、実際のところどれだけの速度が出るのかが分からない。

 そこで、本企画では各社が提供している格安SIMの“実効速度”を毎月調査し、その結果を横並びで紹介している。前回は2016年11月編のドコモ系MVNOサービスの通信速度をレポートしたが、今回はau系MVNOサービスとソフトバンクが提供する「Y!mobile」の通信速度を計測する。本企画がより良い通信サービスを選択する際の一助になると幸いだ。

通信速度の調査方法

 今回、テストを行ったのは以下の5サービス。

  • UQ mobile
  • mineo(Aプラン)
  • IIJmio(タイプA)
  • au(LTE NET)
  • Y!mobile

 11月から、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するau回線を利用するMVNOサービス「IIJmio(タイプA)」を計測対象に追加した。

 その他の調査条件は以下の通りだ。

  • 計測端末:ZenFone 3×2台
  • 計測アプリ:RBB SPEEDTEST
  • 計測時間帯:平日午前(8時50分〜)、午後(12時20分〜)、夕方(18時〜)の3時間帯
  • 計測場所:JR横浜駅西口(午前、午後、夕方)
  • 計測回数:各時間帯・場所で1サービス、上下3回ずつ(平均値を掲載)

 ドコモ編と同様、今回から、国内の全ての大手キャリア回線に対応できる「ZenFone 3」(ASUS製)を使って計測している。人力のテストなので、全てのサービスを同時に測定しているわけではないことはご理解いただきたい。

 通信測定のエラー、明らかにありえない速度(理論値超え)が表示された場合は再測定としている。各サービスの測定を開始した時刻は、以降の各時間帯の表を見てほしい。

平日午前:「UQ mobile」と「Y!mobile」が絶好調!

 今回の測定は全ての時間帯で11月24日(木)に行った。まずは、午前中の測定結果をお伝えする。

 ドコモ編でも触れた通り、この日の横浜は平年より44日早い初雪となった。そのことと端末変更があったせいか、au回線を使う通信サービスとY!mobileも、比較的良好な計測結果となった。結果を見てみよう。

JR横浜駅西口での計測結果(午前中) JR横浜駅西口での計測結果(午前中)

 au系サービスの下り平均速度の1位は「UQ mobile」で、87.14Mbpsを記録した。前月には速度が大きく落ち込んだが、天気の影響か、端末変更の影響か、ともあれ“爆速”を取り戻している。次点はau純正の「LTE NET」で33.84Mbps、3位は初登場の「IIJmio(タイプA)」の13.29Mbpsとなった。au系最下位の「mineo(Aプラン)」は7.83Mbpsと、速度の出やすい午前中としては遅めだ。ただし、前月までの計測結果を踏まえると「いつも通り」ということにはなる。

 一方「Y!mobile」の下り平均速度は、前月の約3.7倍高速な70.3Mbpsとなった。上りの平均速度は28.19Mbpsで、au系サービスよりも高速だ。

JR横浜駅西口での測定結果(午前)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
UQ mobile 8:50 87.14 6.94
mineo 8:54 7.83 5.17
IIJmio 8:54 13.29 3.58
au(LTE NET) 8:50 33.84 7.16
Y!mobile 8:58 70.3 28.19

平日午後:「UQ mobile」が他を圧倒 「IIJmio」も健闘

 次に、12時20分から行った測定の結果を見ていこう。この時間帯は、1日の中でも一番通信が混雑しやすい。しかし、外が雪で寒いこともあって普段よりも外にいる人はやや少なめだ。ドコモ編では天候や人手はあまり影響せず、ほぼいつも通りのランチタイムだったが、au系サービスやY!mobileではどうだろうか……?

JR横浜駅西口での計測結果(午後) JR横浜駅西口での計測結果(午後)

 au系サービスの下り平均速度は、「UQ mobile」が68.83Mbpsという圧倒的な速度で午前中に引き続き1位を獲得した。ランチタイムでも、ストレスを全く感じない速度だ。au純正のLTE NETは47.88Mbpsで、こちらも午前中に引き続き2位となった。

 KDDIグループのサービスが良好な結果を残す反面、グループ外のサービスは厳しい結果にある。そんな中で、初登場のIIJmioは下り平均5.5Mbpsと健闘した。これだけの速度が出ていれば、多くのネットサービスはストレスなく使えるだろう。

 もう1つのグループ外サービスであるmineoは、下り平均0.19Mbpsと非常に厳しい結果となった。au回線を利用するMVNOとしては早くからサービスを手掛けているのでユーザー数が多く、ランチタイムに遅くなるのは仕方ないのかもしれない。逆に、IIJmioが今後ユーザーが増えても速度を維持できるか注目したいところだ。

 Y!mobileに関しては、午前中と比較すると速度は落ちているが、下り平均35.96Mbpsなので心配は不要だ。上りの速度は、76Mbpsを超えており非常に高速だ。

JR横浜駅西口での測定結果(午後)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
UQ mobile 12:20 68.83 7.21
mineo 12:24 0.19 3.63
IIJmio 12:24 5.5 2.73
au(LTE NET) 12:20 47.88 7.02
Y!mobile 12:28 35.96 76.31

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