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» 2017年04月23日 22時15分 UPDATE

5分で知る最近のモバイルデータ通信事情:UQ WiMAX 2+の「3年縛り」プラン登場へ 気を付けるべきは「7GB制限」 (1/2)

UQコミュニケーションズが予告していた、WiMAX 2+サービス用「LTEオプション」の無料提供対象拡大。その詳細がついに発表されました。既存ユーザーも含めて「3年縛り」を受け入れることが条件となりましたが、気を付けるべきポイントは契約期間以外にもあります。

[島田純,ITmedia]

UQの「WiMAX 2+」に「3年縛り」プラン登場 LTEオプションが無料に

 UQコミュニケーションズ(以下「UQ」)は6月1日から、WiMAX 2+通信サービス向けの新料金プラン「UQ Flatツープラスギガ放題(3年)」「UQ Flatツープラス(3年)」を提供します。各種割引適用後の月額料金は、前者が4380円(税別、以下同)、後者が3696円です。料金だけ見ると従来の2年契約プランと同じですが、新プランでは「LTEオプション」を追加料金なし(無料)で利用できます。既存契約者でもプラン変更することで移行できます。

 UQは1月に開催した「UQコミュニケーションサロン」の場でLTEオプションの無料提供範囲を2017年夏をめどに拡大することを明らかにしていましたが、今回の新プランはそれに対する“答え”ということになります。

1月に予告済みだった「LTEオプション無料対象拡大」 1月に予告済みだった「LTEオプション無料対象拡大」

 新プランでは契約期間が「2年」から「3年」に延びる代わりに、LTEオプションが無料になるわけですが、利用状況次第ではうれしいプランといえます(詳しくは後述)。なお、契約期間途中に解約する場合の契約解除料は、契約から26カ月目以降については従来から据え置きとなります。

「au 4G LTE」で「WiMAX 2+」の弱点をカバー

 ここで、今回無料化される「LTEオプション」についておさらいしましょう。

 LTEオプションは、事前申し込み不要なWiMAX 2+サービスのオプションサービスで、UQが整備したWiMAX 2+エリアに加えてau(KDDIと沖縄セルラー電話)が整備した「au 4G LTE」エリアでも通信できるというものです。「ハイスピードプラスエリアモード」に対応するWiMAX 2+通信機器で利用可能で、使った月にのみ月額1005円が課金されます。

 以前の連載でも触れている通り、WiMAX 2+は地下鉄、地下街や屋内での利用に不利な面があります。LTEオプションを使えば、WiMAX 2+が不利な場面でも、au 4G LTEで安定して通信できるというメリットがあります。

 都内の地下鉄においては、都営地下鉄は2016年3月時点で三田線の目黒〜白金高輪間(東京メトロ南北線と施設を共有している区間)を除いて全線・全駅のWiMAX 2+エリア化が完了している一方、東京メトロはWiMAX 2+エリア化が公表されているのはわずか数駅です。「都内の地下鉄移動中にWiMAX 2+は快適」とはまだまだ言いきれない状況なのです。

 UQもこの点は認識しているようで、新プランの発表の中は「エリアの広いLTE通信で地下エリアなどをカバー」とアピールしています。

東京メトロ小竹向原駅 東京メトロの駅のWiMAX 2+エリア化はあまり進んでいない(写真は東京メトロ有楽町線・副都心線と西武有楽町線の小竹向原駅)
地下鉄もLTEオプションでカバーOK LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)を使えば地下鉄で利便性が向上するとアピール

 LTEオプションのメリットは、新幹線、特急列車や高速バスといった比較的高速な交通手段での移動中にも体感できます。

 WiMAX 2+は屋外は比較的エリアが広がっていますが、移動中に通信速度が安定しないことがあります。とりわけ高速移動していると、端末の表示上は「圏外」ではないものの、一定以上の通信速度が出ず、結果的にストレスを感じることもあります。一方、このような状況でもau 4G LTEを使えば快適に通信できる、といったようなこともあります。

 この点、新料金プランでは料金面で気兼ねなくLTEオプションを使えるため、高速移動中も快適な通信を楽しめるのです。

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