ASUSは現地時間2月27日、スペイン・バルセロナでプレス向けイベント「ASUS Press Event @ MWC2018 #BACKTO5」を開催し、「ZenFone 5Z」「ZenFone 5(ZE620KL)」「ZenFone 5 Lite(ZC600KL)」の3モデルを発表した。
プレゼンテーション後に、ZenFone 5とZenFone 5 Liteについては実際に手に取って使い勝手を試せたので、その様子をお伝えする。なお、最もハイスペックなZenFone 5Zは当日会場に展示されていなかったが、ASUSによると外観上はZenFone 5と同じとのこと。
ZenFone 5ZとZenFone 5の違いはプロセッサで、5ZがQualcommのSnapdragon 845、5がSnapdragon 636を搭載している。また、メインメモリ/ストレージはZenFone 5が最大6GB/64GBで、ZenFone 5Zが最大8GB/256GBとなる。
インカメラを使って自分の顔を読み込んでアバターを作成し、テキストチャットやビデオチャット、動画などで顔の代わりに表示させて楽しめる、iPhoneの「アニ文字」のような「ZeniMoji」にも対応したが、会場では試せなかった。
ディスプレイ上部に「iPhone X」のような切り欠きがあるZenFone 5。ディスプレイは6.2型のフルHD+(2246×1080ピクセル)IPS液晶で、アスペクト比は19:9。重さは155gで、手に取ると思ったよりは軽いという印象だった。なお、切り欠きはiPhone Xより26%小さいとのこと。
ZenFone 5の背面は、指紋センサーを中心に光のラインが放射状に放たれ、従来モデルからおなじみの、ZenFoneらしい表情を見せている。
ZenFone 5/5ZはAIによって被写体を認識し、それに適した設定で写真を撮ることができる。下の写真では文字を認識して画面右に「T」が表示されている。
ZenFone 5 Liteは6型のフルHD+(2160×1080ピクセル)IPS液晶を備える。アスペクト比は18:9で、画面占有率は80.3%。重さは168.3gでZenFone 5よりは重いが、手に取ると数字よりは軽く感じる。
【訂正】初回掲載時にアスペクト比を誤って記載していました。お詫びして訂正いたします(22時20分)
プレゼンテーションでは言及されなかったが、新しいモバイルバッテリー「ZenPower Pro」と「ZenPower 100SOC」も展示されていた。ZenPower ProはUSB PD3.0対応で50Wまで、ZenPower 100SOCはQuick Charge 3.0W対応で18Wまでの電力供給が可能。
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