インタビュー
» 2018年03月21日 10時00分 公開

開発陣に聞く「JOJO L-02K」(ACT3):docomoロゴを巡る「覚悟」、画集のような壁紙とは? (1/3)

「ジョジョの奇妙な冒険」とコラボしたスマートフォン「JOJO L-02K」の開発者インタビュー。第3回では、端末の外観や壁紙に焦点を当てる。荒木飛呂彦先生が描き下ろしイラストに込めた意図とは?

[田中聡,ITmedia]

 3月23日に発売日が決まった「ジョジョの奇妙な冒険」コラボスマートフォンの「JOJO L-02K」。開発者インタビューの第2回では、「コミュニケーション(ジョジョニケーション)」をテーマにした新コンテンツを中心に紹介した。今回は、端末の外観デザインや壁紙についてお伝えする。お話を聞いたのは、NTTドコモ プロダクト部 第二商品企画担当の鹿島大悟氏と、プロダクト部 第一商品企画担当の津田浩孝氏。

JOJO L-02K JOJO L-02Kの企画、開発を担当したドコモの津田浩孝氏(左)と鹿島大悟氏(右)

背面のイラストは「エンブレム」をイメージ

―― 描き下ろしの壁紙と、背面のイラストも気になります。

JOJO L-02K 背面に描かれた「ゴールド・エクスペリエンス」のイラスト

津田氏 L-06D JOJOには少しファッションテイストが濃かったですが、どうしてもハードウェアの背面に印刷する形だと、原作のような緻密な表現を再現するのは難しいと思ったので、ラフスケッチのようなものをイメージしてご相談しました。その中で先生が端末の形状やデザインそのものをご覧いただいた上で、今回はエンブレムのような形にしたいという提案をいただきました。

 スタンド(ゴールド・エクスペリエンス※第5部の主人公 ジョルノ・ジョバァーナのスタンド名)をモチーフにされることは想定していなかったので、僕ら自身も新鮮な驚きがありました。

―― これ、左右対称ですよね。

津田氏 もちろん、手描きの作品なので完全に左右対称ではないのですが、ブランドロゴのような体裁になっています。王冠のようでもあり、JとかGがちりばめられたデザインにも見えます。

 少し縦長の形状であるとか、広くスペースを使っているところとか、かなり試行錯誤されたと思います。カメラ、指紋センサーとイラストの均一感も考慮いただいたと思います。

鹿島氏 端末のカラーも、荒木先生自身で判断いただきました。これはグローバルの「V30+」でも採用していないホワイトで、この端末だけのカラーです。

―― V30+にはホワイト自体もないですよね。なぜこの色になったのでしょう?

津田氏 荒木先生が描かれた作品が一番映える配色ということです。じつは他のカラーも含めていくつかのバリエーションをご提案しました。最終的には荒木先生のご判断ですが、僕たち自身も、このホワイトが一番いいという手応えはありました。

 前回のL-06D JOJOもホワイトだったので、似たようなものと思われるかもしれませんが、かなりテイストが変わっています。1つは、背面パネルの下に特殊な加工をしたフィルムを入れています。(フィルムには)単純な真っ白ではなく細かいパターンが入っていて、角度を変えると見え方が変わります。ミラー印刷の輝度も上げて、この上にガラスのパネルがはまっているので、汚れやスクラッチにも強いですし、光沢感があります。

 あと、よく言われるのが「ゴールドじゃないの?」です。

鹿島氏 ゴールドも作ってはみたものの、色が出ないのと、商品としてきれいに見えるのはこれ(ホワイト)だと思います。

―― ゴールド・エクスペリエンスのスタンドは、何色でしたっけ?

鹿島氏 絵によって違うんですけど、白ベースのデザインもあるんですよ。

津田氏 グリーンとホワイトの配色が多いですね。

―― 実際の色とあまりかけ離れないようにするのも考えたんですかね。

津田氏 どうでしょう。ミラー印刷でゴールドも試してみたんですけど、ここまできれいな光沢が出なかったんです。ジョジョは、このキャラクターはこの色という固定された概念はあまりなくて、作品によって全く異なる色彩表現を取り入れているので、今回はホワイトが最適だと判断されたと受け止めています。

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