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» 2018年04月25日 15時39分 公開

家庭用Wi-Fiルーター「Google Wifi」発売 既存のルーターと何が違う?

Googleが家庭用のWi-Fiルーター「Google Wifi」を4月26日に発売する。「ネットワークアシスト」「メッシュWi-Fi技術」によって、広範囲で安定して通信ができることを特徴としている。アプリから接続デバイスを管理することもできる。

[田中聡,ITmedia]

 Googleは、家庭で利用するWi-Fiルーター「Google Wifi」を4月26日に発売する。オンラインのGoogleストアや家電量販店などで購入できる。価格(税別)は1台が1万5000円、3台パックが3万9000円。海外では2016年に発売された製品で、日本ではやや遅れての導入となった。

Google Wifi 「Google Wifi」
Google Wifi 1台と3台パックの2種類を用意
Google Wifi 3台パック

 サイズは106.12(直径)×68.75(高さ)mm、重量は340g。カラーはホワイト1色。IEEE802.11 a/b/g/n/ac対応で2.4GHzと5GHzのデュアルバンド対応。ギガビットイーサネットポートは2つ搭載、ネットワークの暗号化技術にはWPA2-PSKを採用している。512MBメモリと4GBのストレージを内蔵している。

 Google Wifiには「ネットワークアシスト」と呼ばれる技術を採用しており、ユーザーの環境に応じて混雑していないWi-Fiのチャネルと、より高速な帯域(2.4GHz帯か5GHz帯)に自動で接続する。Googleは「複雑な設定をすることなく、簡単に高速なWi-Fiを利用できる」と説明している。

Google Wifi
Google Wifi 最適なチャネルと帯域に自動で接続する

 「メッシュWi-Fi技術」を搭載しているのも特徴の1つ。Google Wifiを複数設置することでルーターが相互に通信し、カバーエリアを広げることで電波の届きにくい場所をなくす。Google Wifiを複数設置した状態で家の中を移動すると、その場所で最適なルーターに自動で接続するので、どこにいても安定して通信できることが期待される。

Google Wifi
Google Wifi 複数のGoogle Wifiを設置することでメッシュWi-Fiが構築され、より広域をカバーできる

 Googleによると、マンションや中規模住宅など約85平方メートル以下の環境なら、Google Wifiは1台で十分だという。85〜170平方メートルなら2台、さらに広い170〜255平方メートルなら3台必要だとしている。2階〜3階建ての家でも、Google Wifiを複数台を設置すれば、エリアを漏れなくカバーできるそうだ。

 セキュリティ面については、ソフトウェア更新でセキュリティ性能を最新の状態に保つ他、Googleが認証したアプリのみ動作させる「セキュアブート」も採用している。

Google Wifi セキュリティも重視した

 AndroidとiOS向けのGoogle Wifiアプリを利用することで、どの端末がどの帯域に接続しているかを確認したり、特定端末の通信を優先、切断したりできる。例えば、テレビ会議や動画ストリーミングを利用しているスマートフォンを優先接続することができる。家族での利用を想定し、子どもが特定の時間帯(食事中、勉強中、就寝中など)にWi-Fi通信できないよう、ネットワークを切断することもできる。

 パスワードをアプリで表示してSMSで共有する機能、速度テストできる機能、ネットワーク名に絵文字を入れる機能なども用意した。

Google Wifi Google Wifiアプリでできること
Google Wifi デバイスの接続状況を個別に制御できる
Google WifiGoogle Wifi 接続台数や通信速度を確認
Google WifiGoogle Wifi 子どもの通信時間を制限

 ユーザーはGoogle Wifiアプリをスマートフォンにダウンロードし、ルーターをモデムに接続、スマホからWi-Fiに接続後、アプリの指示に沿って設定をすれば、スマホでGoogle Wifiを使う設定は完了する。初期設定時にはGoogleアカウントが必要。

Google Wifi 簡単に設定できることもウリにしている
Google Wifi Google Wifiを手にする、Googleのアレックス・キング氏

 Google ハードウェア プロダクトマネージャーのアレックス・キング氏は「3年ほど前からユーザー調査を行った結果、Wi-Fiルーターはキャビネットの中、ソファの下、テレビの裏に置いている人が多いが、そうするとWi-Fiのパフォーマンスが半減してしまう。またWi-Fi通信は、共有されているチャネル上で走っているので、混雑することがある。複雑な設定にストレスを感じている人が多いことも分かった」と話す。こうした「速度」や「設定」の不満を解消すべく開発したのがGoogle Wifiだった。

 「GoogleWi-Fiは、シンプルで、自宅のどこにいても強力なホームWi-Fiだ。ネットワークアシストはバックグラウンドで走っており、いつでもネットワークを最適化して高速で接続できる。複数台を設置すれば、シームレスにWi-Fiポイント間を行ったり来たりでき、歩き回っても遅延が起きたり接続が途絶えたりしない。セットアップも3ステップで簡単に行える」とキング氏はアピールした。

 「家の真ん中に持って行ける」ようデザインにも注力。通常のルーターはアンテナが出っ張っていて、光が点灯していて、何が何だか分からないが、Google Wifiは違う。丸い形なので、内部にあるアンテナが等間隔で(エリアを)カバーできる。本体の下にコードを隠せるようにした」(キング氏)

Google Wifi 既存のWi-Fiルーターは部屋の隅に追いやられてしまうことが多い
Google Wifi 丸みを帯びたデザインは、「Google Home」を小型化したような印象。いっそGoogle Homeにルーター機能を搭載してくれたらいいのに……
Google Wifi 内部の設計

 競合他社との差別化を問われると、キング氏は「Google Wifiアプリで、接続している端末の設定を簡単に行えること、Wi-Fiに関する悩みを取り除けるフレンドリーな体験を重視していることだ」と話した。

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