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» 2018年09月04日 07時42分 公開

IFA 2018:シャープが有機ELディスプレイ搭載スマホを発表 日本では年内に発売か?

シャープがIFA 2018で、有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンを参考出展。背面にはFeliCaマークを確認できた。日本で発売される可能性が高そうだ。

[村元正剛,ITmedia]

 シャープは、ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2018」にて、80型の8Kテレビや、フリーフォームディスプレイを採用するスマートフォンなどを発表した。また、同社初となる有機ELディスプレイを搭載するスマも参考出展した。

シャープ
シャープ シャープの有機EL搭載スマートフォン

有機ELディスプレイ搭載モデルを参考出展

 世界有数の液晶メーカーでもあるシャープは、これまで液晶ディスプレイを搭載するスマホをリリースしてきた。今回のIFA 2018に参考出品されたモデルは、同社が初めてOLED(有機ELディスプレイ)を搭載するモデルだ。

 同社がこれまでに培ったフリーディスプレイ技術を有機ELに応用し、狭額縁を採用することはもちろん、ディスプレイ全体が、緩やかな曲面になっていることが特徴。試作機では、ディスプレイの上部にD10と同じ形状のノッチが設けられていた。

シャープ 狭額縁を採用し、上部にはノッチを設け、高い画面占有率を実現
シャープ 画面サイズなどのスペックは一切公表されていないが、筆者所有のHUAWEI P20 Pro(画面サイズは6.1型)と比べると、ほぼ同じサイズ感だった
シャープ ディスプレイ全体が、山なりのカーブを描く形状になっている
シャープ エッジ部は3Dの曲面仕上げ。視野角が広いことも有機ELの特徴

 背面パネルは、昨今のハイエンドモデルで主流になっているガラス製ではなく樹脂製で、幾何学的な細かい模様がデザインされている。シングルレンズと指紋センサーを搭載し、AQUOSのロゴとFeliCaマークも確認できた。

シャープ 背面パネルはガラスではなく、樹脂素材でマットな手触り
シャープ シングルレンズカメラと指紋センサーの間にFeliCaマークを発見
シャープ 右側面にボリュームキーと電源キー
シャープ 左側面にはキーやスロットはなかった。太からず、細からずという印象
シャープ 上部にはSIMスロットを備える
シャープ 底部にUSB Type-Cポート。独立したイヤフォンジャックはないので、USBポートが兼用するようだ

 この有機ELディスプレイ搭載モデルは、2018年第3四半期(10月〜12月)の発売を予定しているが、販売国は明らかにされていない。しかし、FeliCaに対応していることから察するに、このモデル、あるいはこの機種をベースとするモデルが日本で発売される可能性は非常に高いだろう。

欧州向け「AQUOS C10」と「AQUOS D10」を展示

 シャープは、かつては欧州でも携帯電話端末を展開していたが、一時期撤退し、2018年から再参入を果たしている。既に「AQUOS B10」と「AQUOS C10」は発売済みで、9月に「AQUOS D10」が発売される。IFA 2018の同社ブースには「AQUOS C10」と「AQUOS D10」が展示されていた。

 AQUOS C10は、5.5型のフルHD+(1080×2040ピクセル)ディスプレイを搭載し、画面縦横比は17:9。プロセッサにはQualcommのSnapdragon 630を採用し、メインメモリが4GB、ストレージが64GBというミドルハイモデルだ。

シャープ 5.5型のディスプレイを搭載したAQUOS C10。日本向けの「AQUOS R2」と同じ形状のノッチがあり、そこにインカメラを搭載。有効画素数は800万画素
シャープ 背面には1200万画素+800万画素のデュアルカメラを搭載。メインの1200万画素カメラはF1.75の明るいレンズを採用している

 9月中に発売予定のAQUOS D10は、C10よりもひと回り大きい5.99型のフルHD+(1080×2160ピクセル)ディスプレイを搭載し、画面縦横比は18:9。プロセッサにQualcommのSnapdragon 630を採用し、メインメモリが4GB、ストレージが64GBという構成はC10と同じだ。一方、1200万画素と1300万画素のデュアルカメラを搭載し、光学ズームに対応。1600万画素のインカメラでセルフィーを楽しめるなど、カメラはハイエンドモデルに引けを取らないスペックを備えている。

シャープ 約6型のフルHD+ディスプレイを搭載しつつ、シャープの「フリーフォームディスプレイ」技術による狭額縁化により、91%の画面占有率を実現
シャープ ディスプレイ上部のノッチは、iPhone Xなどと同じ横に長い形状。そこに1600万画素のインカメラやスピーカーなどを搭載
シャープ フロントパネルだけでなく背面パネルにも強度に優れた「Gorilla Glass 3」を用いて、エッジ部は3Dの曲面仕上げになっている。背面にはデュアルカメラに加えて指紋センサーも搭載。顔認証にも対応している

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