URBANO V04は、auスマートフォン独自の新機能として「パーソナル・スクリーン」を搭載している。ホーム画面から端にある小さなアイコンをタップすると、ユーザーの好みに合ったニュース、動画、書籍、ショッピング情報などをまとめて表示してくれる。
パーソナル・スクリーンは無料で使えるが、利用には初期設定が必要。画面の手順に従って操作をしていくと、途中で「au ID」のログインも必要となる。
同機能では登録したキーワードに関連する情報の表示も可能。左上のサブメニューから「キーワード登録」を選び、任意のキーワードを入力して「登録」をタップする。KDDIは同機能について「スマートフォンを使って何をすればいいか分からない」「もっとスマホを活用したい」などという声に応えるべく搭載した機能だと説明している。
便利な情報を提案する際は、ユーザーの性別や年齢、契約中のプラン、端末の利用ログ(どんなアプリを使ったかなど)を参照する。個人を特定するような情報は参照しない。
パーソナル・スクリーンを使って天気、気になるニュース、Instagramの情報などがまとめてチェックできるのは、他の機種にも搭載してほしいくらい便利だと感じた。いちいち個別にアプリを立ち上げるのが面倒なときに使いたい。
カラーについては春や夏など爽やかな季節に合わないとも感じたが、オールシーズンを通して携帯する物、若者ではなく「マイルドダンディー」をターゲットにしているので、この3色展開で間違いはなさそうだ。個人的にブラウン(こげ茶)やベージュ(肌色)などの色合いも欲しかった。
ハードウェアでの良さは、背面に搭載された指紋センサーを使って片手でロックを解除できることと、指紋センサーを上下になぞるとWebのブラウザを自動でスクロールできることが好印象だった。2回タップして上下になぞれば画面を拡大・縮小もできる。
従来機種で搭載していたストラップ穴がないので、首から下げて使うことができない。ターゲットにしている世代は首から下げて使う人も多いと思うので、ストラップ穴は搭載してほしかった。
ソフトウェア面では、ホーム画面から京セラのWebサイトにアクセスして便利な使い方がすぐに確認できる点が好印象だった。「モテる動画」では日常シーンの中で知っておくと便利な操作方法を動画で紹介している。「使い方ガイド」は、基本的な操作方法から各種機能の紹介までを、文章や画像で分かりやすく記載されている。
しばらく使ってみたが、全体的な完成度は高いと感じた。従来機種よりも大きな画面サイズに気が利いた機能のURBANO V04は、老眼の人には間違いなくオススメできる。
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