カメラが進化し5Gモデルも登場 しかしGoogleアプリは非搭載――「HUAWEI Mate 30」シリーズ詳報(3/4 ページ)

» 2019年09月20日 17時30分 公開
[村元正剛ITmedia]

EMUI 10の特徴

 Mate 30シリーズのプレゼンテーションの最後に、EMUI 10の新機能が紹介された。

 スクリーンがオフの状態でも通知などを表示できる「Always-on Display」がカラー表示に対応。ブラック基調のユーザーインタフェース(UI)「ダークモード」が追加された他、画面に触れずに操作する「スマートジェスチャーコントロール」が可能となった。

 ユーザーの顔の向きを認識して、画面が自動で回転したり、逆に回転しなかったりする「AI Auto-Rotate」は、日常的に重宝する機能になりそうだ。

ダークモード ダークモードは基本画面だけでなく、多くのアプリの画面も対応する見通し
スマートジェスチャーコントロール 画面に手を触れずに、手を動かして画面をスクロールできたり、物をつかむような操作でスクリーンショットが撮れたりする
AI Auto-Rotate ユーザーの顔の向きを認識して、ソファに横たわっている時に画面の向きが自動で変わったりする「AI Auto-Rotate」

価格は約9万5000円から

 気になる販売価格は、Mate 30がメモリ8GB+ストレージ128GBの構成で799ユーロ(約9万5000円)、Mate 30 Proがメモリ8GB+ストレージ256GBの構成で1099ユーロ(約13万1000円)、Mate 30 Pro 5Gは、メモリ8GB+ストレージ256GBの構成で1199ユーロ(約14万3000円)と案内されたが、発売地域や時期についての発表はなかった。

Mate 30 Mate 30は799ユーロ(約9万5000円)
Mate 30 Pro Mate 30 Proは1099ユーロ(約13万1000円)

日本発売の可能性は? Googleアプリは本当に非搭載?

 発表会の直後に、Huaweiのコンシューマー・ビジネス・グループでハンドセット・ビジネスのプレジデントを務めるケヴィン・ホー氏のグループインタビューが開催された。その中で、ホー氏はこれから1〜2か月の間に欧州市場でMate 30シリーズを発売する予定であることを明らかにした。

 日本での発売は未定だが、されるとしても欧州市場での発売以降になるだろう。

ケヴィン・ホー氏 日本と香港などのメディアからの質問に答えたケヴィン・ホー氏

 グループインタビューでは、Googleアプリケーションを搭載しないことでの影響や対策についての質問が中心となった。ケヴィン氏は、HMSを「チャレンジであり、チャンスでもある」と話し、多くの開発者と協力して、サービスを発展させていくことを強調した。

HMS リチャード・ユー氏は、発表会の終盤でHMSの現状を紹介した
エコシステム HMSが完全にオープンなエコシステムであることがアピールされたが、グループインタビューの場でケヴィン氏もあたらめてHMSに注力することを強調した

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