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エプソン、ADF搭載のフラットベッド型ドキュメントスキャナ「GT-D1000」LED光源で高速起動

» 2008年05月27日 12時45分 公開
[ITmedia]
「GT-D1000」は40枚セット可能なADFを装備している

 セイコーエプソンは5月27日、ビジネス向けのA4対応ドキュメントスキャナ「GT-D1000」を発表した。発売日は6月5日の予定。価格はオープン、予想実売価格は3万円台後半だ。

 GT-D1000は、SOHO/窓口業務などを想定したドキュメントスキャナ。モノクロ18枚/分、カラー12枚/分のスキャンが可能な片面対応ADFを搭載しているのが特徴だ(A4縦、200dpi、速度優先モード時)。フラットベッドタイプのボディを採用しており、書籍や雑誌、ホッチキスで閉じた状態の書類などもスキャンが行える。

 センサは3ラインカラーCCDで、光学解像度は原稿台使用時が1200dpi、ADF使用時が600dpi。読み取り階調はRGB各色16ビットの入出力に対応する。読み取り解像度は、50〜2400dpi(1dpi刻み)で設定可能だ。光源は白色LEDなので、白色蛍光灯ランプのようにウォームアップの時間がかからず、1秒以内に必要な光量を確保できる。

 スキャナドライバの機能では、ドキュメントスキャンの品質を高めるため、カラー原稿の地色を除去して文字のコントラストを最適化したり、モノクロ原稿のしきい値をエリア毎に最適化することで、文字の視認性を高める「文字くっきり機能」、赤/緑/青の中から指定した色情報を削除して読み取る「ドロップアウトカラー」、赤/緑/青の中から指定した色情報を強調して読み取る「色強調」といった機能が追加された。

 また、複数ページからなる両面印刷の原稿をADFで読み取る場合、1回目に表面だけ連続スキャン、2回目に裏面だけ連続スキャンすれば、スキャン後のページ順序を正しく入れ替えられる「手動両面スキャン機能」、スキャンしたデータをPDFで保存する際にパスワードや1ファイルあたりのページ数を指定できる機能も持つ。

前面に各種ワンタッチボタンを装備

 前面にはスキャン、コピー、メール、PDF、ナビの各ボタンを装備。複数ページのPDF保存をナビボタンの操作だけで手軽に行える。ナビボタンの内容は付属のユーティリティソフトでカスタマイズすることも可能だ。

 本体サイズは470(幅)×318(奥行き)×121(高さ)ミリ、重量は約3.9キロ。インタフェースはUSB 2.0で、対応OSはWindows 2000/XP/Vista(64ビット版も対応)、Mac OS X 10.2.8以降だ。

 ソフトウェアは、OCR用の「読んde!!ココ パーソナル Ver.4」、WordやExcel、PDFのファイルを整理できる文書ファイリング用の「Presto! PageManager 8 Standard」、ユーティリティソフトの「Epson Event Manager」と「Epson Copy Utility」が付属する。

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