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Windows Home Serverで“NAS+α”の使いやすさを(2/2 ページ)

» 2008年08月21日 08時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
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NASを超えたところにWindows Home Serverの意味がある

 Windows Home Serverの機能を紹介するデモでは、マイクロソフト ウィンドウズサーバ製品部 マネージャーの林憲一氏が、電源ケーブルと家庭内ネットワークのLANケーブルを接続するだけで設置完了という簡単セットアップから解説を行った。

 Windows Home Serverの機能は豊富だが、デモでは、主要な機能を「ファイル共有」「自動バックアップ」「セキュリティ管理」「簡単なHDD増設」「リモートアクセス」「アドイン」という6つにまとめて紹介している。

 ファイル共有では、Windowsベースの製品らしく、ネットワークフォルダへ簡単にアクセスできる点、Windows Media PlayerやMedia Connectなどとの親和性がアピールされた。Windows Home Serverには家庭内ネットワークでもプライベートに配慮したアクセス権設定機能がサポートされている。また、ネットワークに接続している各PCのアンチウイルスソフトウェアの状態やファイアウォールの状態などを把握するセキュリティ管理機能、ドライブエクステンダ機能、アドインによる機能拡張で外出先からもWindows Home Server内のビデオを閲覧できる機能、そして外出先からのリモートアクセス行う機能などが披露された。

PCからだけでなく、DLNA器機やXbox 360からもWindows Home Server内のメディアファイルを参照できる。DLNA器機やXbox 360からアクセスして大画面テレビでメディアファイルを再生することも可能だ
ドライブエクステンダでは、後から追加したHDDを既存HDDと連携させて1つのボリュームに見せることができる。このほか、データ保護に使えるミラーリングにも対応している

バックアップは、クライアントPCの電源を落とした状態でも自動的に起動させて作業を行い、それから終了させることが可能だ。また、セキュリティ機能ではネットワークに接続されたPCに適用されているウイルス定義ファイルの更新状況やファイアウォールの状況などを監視できる
固定IPアドレスがなくても外出先からWindows Home Serverのコンテンツにアクセスが可能だ。さらにネットワークに接続されたPCをリモートで操作できる

投入が予定されているWindows Home Server日本語版導入製品

マウスコンピューターの「MDV Media Server」(左)と「LM Media Server」(右)
ユニットコムの製品。左はフェイスで販売される「INSPIRE FHS」で、右はツートップで販売される「Xcute SLIM」

PDXジャパンの超小型Home Server「Pico Micro -G3」。製品名のとおりPico-ITXを使用していると思われる。コンパクトを訴求する他社製品よりもさらに小さい
クレバリーの「Middle Tower Core2Duo SP8H WHSモデル」。HDD容量を重視するユーザー向けに大型のボディを採用した製品だ

九十九電機の「eX.computer VB31 Windows Home Server搭載モデル」(仮称)のデザインは、オーディオ機器を意識しているので、AVラックに入れてもマッチしそうだ
サードウェーブの「Prime WIND ホームサーバモデル」はコンパクトでスリムなボディが特徴

ブレスの「WST-1T」は、Mini-ITXフォームファクタを採用しながらも、拡張性のあるケースを採用している
デルの「PowerEdge T105」。企業向けサーバラインアップのブランドがついているので、SOHO向けの製品として用意されている可能性が高い

レインの「SilentServer-230/WHS」は、マウスコンピューターのMDV Media ServerやユニットコムのINSPIRE FHSと同じく、HDDを4台まで搭載できる

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