NEC、「LaVie/VALUESTAR」新モデル──基本性能を大幅強化、「個室TV」モデルも拡充2011年PC夏モデル(2/3 ページ)

» 2011年05月16日 11時00分 公開
[ITmedia]

高機能なAV性能、大型ディスプレイを内蔵する液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR W」

photo 23型ワイドの液晶ディスプレイを備える「VALUESTAR W」

 23型ワイドのIPS液晶を搭載する「VALUESTAR W」シリーズは、高品位な映像とサウンド、そして高機能なテレビ機能を楽しめる液晶一体型の上位機種として展開する。

 全モデルで3波対応のダブルチューナー、BDXL対応のBlu-ray Discドライブ、ウーファー付きの高品位YAMAHAサウンドシステム、2Tバイトの大容量HDDを搭載。3D立体視に対応し、3D放送やBlu-ray 3Dのほか既存コンテンツを3Dにリアルタイム変換して視聴できる「3Dテレビモデル」も用意する。

 価格は22万5000円前後から。

「個室TV」に適する20型サイズの液晶一体型PC──「VALUESTAR N」

photo 20型で省スペースな“個室TV”対応PC「VALUESTAR N」

 20型ワイドの液晶ディスプレイを備える主力シリーズ「VALUESTAR N」は、省スペースで「テレビ+Blu-ray Discレコーダー+オーディオ+PC」の1台4役を実現する、売れ筋のデスクトップPCだ。3D立体視対応モデルも用意する。

 3波対応のダブルチューナーやYAMAHAサウンドシステムといったAV機能は上位シリーズのVALUESTAR Wと同様に搭載しながら、20型ワイドと少し小型/省スペースのボディと安価な価格帯で「より個室TV」としての導入に向く仕様となっている。価格は14万円前後から。

PC性能にこだわる人向けのセパレートデスクトップPC──「VALUESTAR L」

photo 3D Vision対応の高性能デスクトップPC「VALUESTAR L」

 スリムタワー型ボディを採用する「VALUESTAR L」シリーズは、高いPC性能を望む層向けのデスクトップPCだ。クアッドコアのCore i7-2600S(2.8GHz/最大3.8GHz)+外付けGPU、フルHD表示に対応する23型ワイドの液晶ディスプレイ、8Gバイトのメインメモリ、2TバイトのHDDなどを搭載する。

 上位モデルはNVIDIA 3D Visionによるアクティブシャッター方式の3D立体視に対応し、3D立体視対応ゲームタイトルなどを楽しめる。価格は20万円前後から。



 VALUESTAR WVALUESTAR Nに備えるテレビ機能は、3波(地上/BS/110度CS)デジタル対応のダブルチューナー仕様で裏番組録画などにも対応。また、2番組同時に長時間(AVC)録画も可能になり、利便性をより向上させている(従来モデルは、ダブルチューナー仕様でも長時間録画は1番組のみだった)。

 Blu-ray Discドライブは一部シリーズを除く多くのモデルで標準搭載とし、今回の夏モデルではBlu-ray Discの新規格“BDXL”や、Blu-rayタイトル向けの「e-move」にPC業界でいち早く対応したのをポイントの1つとする。

 e-moveは、Blu-ray映画タイトルの内容をモバイル機器でも楽しめるようにするBlu-ray Discの新形態だ。対応タイトルには、BD再生用の本編データ以外にVGAサイズ(ないしQVGAサイズ)の映像データを記録してあり、ネットワーク経由で認証することでそれを1回だけUSB接続したSDメモリーカードにコピーでき、SDメモリーカードを経由して持ち出せる仕組みとなっている。e-moveは20世紀フォックス、ソニーピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・スタジオ、エイベックス、バンダイビジュアル、ワーナー・ブラザーズなどが参加予定で、今後、対応タイトルも発売される予定としている。


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