NECで唯一となるセパレート型デスクトップPC「VALUESTAR L」シリーズは、“Sandy Bridge”世代の第2世代Core i7を採用する高性能志向のモデルだ。
ラインアップは3D立体視機能と3D表示対応のフルHD(1920×1080ドット)23型ワイドの液晶ディスプレイが付属する「VL750/ES」と、3D機能を省いた「VL550/ES」の2モデルで展開する。
発売は2011年5月中旬を予定。価格はオープン、実売価格はVL750/ESが27万5000円前後、VL550/ESが20万円前後と予想される。
上位のVL750/ESは、前モデルと同様にクアッドコアでHyper-Threading Technologyにより8スレッドの同時処理を可能とするCore i7-2600S(2.8GHz/最大3.8GHz)+外付けGPUのGeForce GT 435Mを搭載し、NVIDIA 3D Vision対応のアクティブシャッター方式の3D表示に対応する。このほか、フルHD/120Hz動作対応の23型ワイド液晶ディスプレイ、8Gバイトのメインメモリ、Blu-ray Discドライブ、マルチメモリカードリーダー(SDXC対応SDメモリーカード、Pro対応メモリースティック、xDピクチャーカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、MMC、マイクロドライブ)、USB 3.0×2、USB 2.0×8などのインタフェースを搭載する。前モデルから、ストレージを1TバイトHDDから2TバイトHDDに強化した。
下位のVL550/ESは、CPUを前モデルのCore i5-2400SからVL750/ESと同じCore i7-2600Sに、光学ドライブもBD-RE対応Blu-ray Discドライブに変更し、性能を強化した。3D表示には対応せず、グラフィックスもCPU統合のIntel HD Graphics 2000とすることで上位モデルよりリーズナブルな価格帯を実現する点もこれまでと同様だ。
NECの直販サイト「NEC Direct」では、CPUの種類(Core i7など)、SSD+HDDのハイブリッドSSD構成、メモリ容量(最大8Gバイト)、Blu-ray Discドライブ、3D対応液晶ディスプレイなど、予算や好みに応じて“さらに高性能、あるいはより安価”にカスタマイズできるメニューを用意する。また、店頭で高性能な仕様でカスタマイズ注文できる「プラスセレクション」モデルもある。
VALUESTAR L店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
VALUESTAR L | VL750/ES | セパレート | 基本スペック強化 | Core i7-2600S (2.8GHz/最大3.8GHz) | 8GB (DDR3) | 2TB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 27万5000円前後 |
VL550/ES | セパレート | 基本スペック強化 | Core i7-2600S (2.8GHz/最大3.8GHz) | 4GB (DDR3) | 1TB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 20万円前後 | |
VALUESTAR L店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
VALUESTAR L | VL750/ES | 3D対応 23型ワイド | 1920×1080 | Intel H67 | Blu-ray Disc | GeForce GT 435M | ─ /Office Home and Business 2010 | 約9.2キロ |
VL550/ES | 23型ワイド | 1920×1080 | Intel H67 | Blu-ray Disc | CPU統合 | ─ /Office Home and Business 2010 | 約9.1キロ | |
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