“新生活+利便性”に特化、テーマは「地デジ・音楽・BD・デザイン」──NECのPC春モデル発表会:レノボ提携・Intel 6シリーズ不具合についても言及

» 2011年02月01日 18時00分 公開
[ITmedia]

新生活者向け 「サウンド」「3D&Blu-ray」「テレビ」「デザイン」の4点を重視したラインアップで展開

photo 13.3型サイズ/1.86キロ/10時間動作/光学ドライブ&テンキー内蔵のモバイルノートPC「LaVie M」。3波デジタルチューナー「ワイヤレスTVデジタル」が付属するモデルも用意する

 NECは2月1日、春の新生活を担う2011年PC春モデル7シリーズ・51モデルを発表。2011年2月3日より順次発売する。今回のモデルは、入学・就職にともなう新生活ニーズを強く意識しつつ、従来の「安心・簡単・快適」の利便性をより訴求するラインアップを豊富そろえた。

 新生活需要においては「サウンド」「3D&Blu-ray」「テレビ」「デザイン」の4点を特に重視。家族共用から「自分専用のPCになったとき」にほしい機能・充実してほしい機能は何かを想定したという。


photo NECパーソナルプロダクツ PC事業本部商品企画開発本部の栗山浩一本部長代理

 特に新生活者向けとしてアピールするのが、新デザインの13.3型モバイルノートPC「LaVie M」シリーズだ。重量約1.86キロの軽量コンパクトボディながら、高性能CPU(超低電圧版のCore i7-660UMなど)、約10時間の長時間バッテリー動作、DVDスーパーマルチドライブを内蔵、“ワイヤレスTVデジタル”の利用で地デジもOKとする「家でも、外でも、これ1台」で済ませたいニーズに訴求する。13.3型のモバイルノートPCとしては非常に珍しい、テンキー付きキーボードを採用した理由も、使い勝手と利便性向上のためだ。

 サウンド面は、従来はデスクトップPCのみに採用していたヤマハ共同開発の高品位サウンドシステムをノートPC「LaVie L」シリーズにも採用し、ノートPC単体でも高品位な音質で楽しめるよう工夫した。ヤマハの低音再生技術“FR-Port”を用いたスピーカーユニットをノートPCにも入るサイズに小型化(内容積比80cc→15cc)。かつ、スピーカーの位置を決めてから他の部品をレイアウトする──という従来とは異なる“スピーカー優先・音質優先”とする設計手段で開発した。「AVコンポに劣らない迫力が、ノートPC単体で、外付けスピーカーなども不要で再現できます。音楽はもちろん、テレビやWeb動画の再生、デジカメやビデオカメラで撮った動画の再生などにも大変効果的にお使いいただけます」(説明員)


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photophotophoto ノートPCにも高品位なYAMAHAサウンドシステムを搭載する。「PC1台で、高品位な音楽プレーヤーにも」といった新生活ニーズに応える

 テレビ機能についても、新生活者向けの「PC1台で済む」シーンはもちろん、2011年7月のアナログテレビ放送終了を前にした「プライベートルームへの導入は、1台3役のPCで」の訴求をより高める。

 NEC独自機能として、本体へのアンテナケーブル接続なしにワイヤレスで3波(地上/BS/110度CS)デジタル放送が楽しめる「ワイヤレスTVデジタル」の用意(LaVie L/LaVie Mのテレビモデルに付属)、3波ダブル+ひかりTV対応チューナー搭載モデルのラインアップ拡充(VALUESTAR W/VALUESTAR N)、最大10倍の長時間ハイビジョン録画やオートチャプター/場面(CM)スキップ再生、携帯端末への番組持ち出し機能、番組視聴中のWeb連携・検索機能など、「家庭用AV機器は劣らず、かつPCならではの機能」もしっかり搭載する。

 「地デジの世帯普及率は上がっているが、地デジ非対応テレビの台数そのもの2010年12月時点でまだ4900万台もあるという調査結果が出ている。例えば、リビングルームのメインテレビは買い換え済みだが、子ども部屋や寝室などのプライベートルームはまだという家庭も多い。省スペース性や設置の容易さ、かんたん操作を含む、TV+レコーダー+PCの1台3役をこなす地デジPCでこの4900万台の層にきちんとアピールできるよう、今後も“PCでも地デジ化、そしてPCならではのよさ”を訴求したい」(NECパーソナルプロダクツ PC事業本部商品企画開発本部の栗山浩一本部長代理)

photophotophoto テレビ&3Dのラインアップも拡充させた。プライベートルームへ“地デジ化”を、「1台3役の地デジPCで」と訴求する
photophotophotophoto LaVie Lの3D対応モデル(LL970/DS)は、別途3D対応テレビへ3D映像の出力も可能。あわせてLaVie Lは、HDMI搭載テレビ・ディスプレイをワイヤレス環境のデュアルディスプレイとして活用できるIntel WiDi(インテル ワイヤレス・ディスプレイ)にも対応する(写真=左、中央)。3波ダブルチューナー+長時間録画+BD搭載の23型液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR W」、10.1型のミニノートPC「LaVie Light」は、USB接続で他PCの光学ドライブやストレージ領域を共用できる「USB Duet」機能の搭載が特徴

レノボとの提携、新チップセットの不具合にも言及

 1月28日に発表した中国レノボ・グループとの国内PC事業統合について、そして米国時間の1月31日に告知されたインテル製Intel 6シリーズチップセットの不具合に関しても言及した。

 「今回の提携があったとしても、付加価値のある商品そのものの提供は引き続き行っていく。また品質・生産レベル(の低下)を心配される方が多いと聞いているが、NECブランドの商品については変わることはなく、サポートも従来の体制でNECの品質基準で提供する。商品開発なども、当面は事業の立ち上げを速やかに行うために今の体制を維持するつもりだが、詳細については6月の設立に向けて詰めていく予定。(春・夏・秋冬などの商戦期に関わる)商品投入スケジュールをずらす考えはない。価格については、全体的にレノボのグローバル調達力を生かすメリットはある。それを直接商品価格に直接反映させるのか、より高付加価値な商品にするのか、R&D(研究開発部門)に投資していくのかなど、今後の重要な検討課題としたい」(栗山本部長代理)

 「インテル製チップセットの不具合については、NECとしては今朝インテルから詳細説明を受けた。現時点は影響範囲を調査中で、本日の発表に関しては“発表日未定”と急きょ修正させていただいた。具体的には第2世代のCore iシリーズ搭載モデルが該当する。LaVie SやLaVie Mなど、春商戦に訴求したいシリーズのいくつかは2月3日に発売するので、販売する商品がなくなってしまうことはなく、発売日未定のモデルも春商戦需要に間に合うよう発売しなければと思っている。いずれにせよ調査結果と発売日が確定次第、告知したいと思う」(栗山本部長代理)

 2月1日の発表当時、発売日未定としていたモデル(4シリーズ全21モデル)の発売日も決定した。2011年3月10日より順次発売となる。詳細は以下のとおり。

 2011年3月10日:LaVie L LL750/DS(4色)、VALUESTAR W VW970/DS・VW770/DS(4色)、VALUESTAR L VL750/DS・VL350/DS、3月17日:LaVie L LL970/DS・LL850/DS(4色)・LL770/DS、VALUESTAR N VN790/DS・VN770/DS(3色)(2月21日15時更新)


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