「WindowsとAndroidのタブレットで幅広い領域をカバー」――オンキヨーの2011年秋冬モデルスレートPCからDLNA対応スピーカーまで(2/3 ページ)

» 2011年11月16日 18時30分 公開
[前橋豪,ITmedia]

クアッドコアCore i7と光学ドライブを搭載した14型ノートPC

14型ワイド液晶搭載ノートPCの「R6」シリーズ

 14型ワイド液晶搭載ノートPCの新シリーズ「R6」は、店頭販売モデルの「R6A-BS25C7D」を11月25日に、ダイレクト販売モデルの「DR6A-BS25」を11月下旬に発売する予定だ。前者の価格はオープンで、実売価格は10万円前後の見込み。後者は直販価格が7万4800円(最小構成)となる。

 店頭販売のR6A-BS25C7DはCore i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz)、Intel HM65 Expressチップセット、8Gバイトメモリ、500GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載。OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)がプリインストールされる。

 ダイレクト販売のDR6A-BS25は、CPUをCore i3-2330M(2.2GHz)、Core i5-2430M(2.4GHz/最大3.0GHz)、Core i7-2670QM(2.2GHz/最大3.1GHz)から、メモリを4Gバイト、8Gバイトから、ストレージを500GバイトHDDもしくは80Gバイト/160GバイトのSSD(Intel SSD 320シリーズ)から、64ビット版Windows 7(SP1)のエディションをHome Premium、Professionalから選べる。Office 2010のエディションも選択可能だ。

 そのほかのスペックは共通化されている。14型ワイド液晶ディスプレイは1366×768ドットの解像度に対応。通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 3.0+HSを備える。SDXCメモリーカード、USB 3.0×2、USB 2.0、アナログRGB出力、HDMI出力、130万画素Webカメラ、音声入出力、ステレオスピーカー、モノラルマイクなども内蔵する。

 オーディオ面では、独自の音楽再生・管理ソフト「PureSpace MUSIC」やバーチャルサラウンド技術の「DTS Surround Sensation UltraPC」も装備する。

 リチウムイオンバッテリー(11.1ボルト 5900mAh)を内蔵し、バッテリー駆動時間は約6.7時間としている。ボディの天面やパームレストにはアルマイト仕上げのアルミ素材を採用。本体サイズは339(幅)×239(奥行き)×23.5〜30(高さ)ミリ、重量は約1.9キロだ。

天面とパームレストにはアルマイト仕上げのアルミ素材を採用する(写真=左/中央)。光学ドライブ搭載の大画面ノートとしては薄型にこだわったという(写真=右)

DLNA対応のワイヤレススピーカーシステム

DLNA対応ワイヤレススピーカーシステム「GX-W70HV」

 同社はDLNA対応のワイヤレススピーカーシステム「GX-W70HV」も12月3日に発売する。価格はオープン、実売価格は3万円前後だ。

 本体にIEEE802.11b/g/nの無線LAN機能を内蔵したDLNA 1.5対応スピーカー。PCやNASなどのDLNA対応機器に保存されている音楽データ(MP3、WAV、AAC/M4A)をDLNA対応スマートフォンなどで操作し、ワイヤレスでスピーカーに送信して再生できる。Windows Media Player 12搭載PCの場合、楽曲ライブラリの右クリックで出力先としてGX-W70HVを選択すれば、ワイヤレス再生が可能だ。

 ノイズを抑える独自のデジタルアンプ技術「VL デジタル」、人の可聴帯域の上限といわれる20kHzを大きく超えた80kHzまでの高音再生に対応した2センチ径ツィーターユニット、自社開発素材「OMF」を用いた10センチダイヤフラム搭載ウーファーユニット、特定周波数での共振が少ない高密度のMDFキャビネットなどで高音質に配慮している。

 最大出力は15ワット+15ワット、定格周波数範囲は48Hz〜80kHz(-15デシベル)、クロスオーバー周波数は5kHz、キャビネット内の容積は3リットルだ。アナログ音声入力、サブウーファー出力、ヘッドフォン出力も装備する。

 本体サイズと重量は、右チャンネルが123(幅)×203(奥行き)×225(高さ)ミリで約2.2キロ、左チャンネルが123(幅)×184(奥行き)×225(高さ)ミリで約1.7キロだ。

背面のインタフェース(写真=左)。VL デジタルの基板(写真=中央)。オーディオアンプ基板(写真=右)

柔軟な設置が行える32型デジタルサイネージ

32型デジタルサイネージ(SS1L装着時)

 32型フルHD液晶ディスプレイ搭載のデジタルサイネージ「SB3200」シリーズも同時発表された。ロングタイプ(SS1L)とショートタイプ(SS1S)のスタンドが選択でき、12月中旬の発売予定だ。価格はオープン、実売価格は28万円前後の見込み。

 SB3200シリーズは、ディスプレイ部とスタンド部を分離できる構造にすることで、運搬や設置の利便性に配慮し、縦置きと横置きの組み替えにも対応した。OSはLinux(オンキヨーオリジナルビルド)を採用、スケジュール管理システムやコンテンツ再生ソフトがプリインストールされており、画像などのコンテンツが保存されたUSBメモリを接続するだけで自動再生が可能だ。Windows用のコンテンツ作成ソフトが付属するほか、オプションでサーバ経由でのリモートコントロールに対応する。

 液晶ディスプレイ部のスペックは、輝度が400カンデラ/平方メートル、コントラスト比が4000:1、応答速度が8ms(中間階調)、視野角が上下/左右で各178度だ。インタフェースはUSB 2.0×2、1000BASE-Tの有線LANを備える。

 本体サイズは484(幅)×600(奥行き)×988〜1525(高さ)ミリ、重量は約36.6〜41.4キロだ(縦置き設置時)。

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